メンズシャンプーのおすすめを6つに絞って紹介&解説

男性にとって、髪の毛や頭皮はとても大事なものなので、シャンプーにこだわりたい気持ちはよくわかる。

しかし、「おすすめ シャンプー」とかで検索すると、膨大な数の比較ランキングサイトが出てくる。

そういうSEO目的の比較販売サイトにうんざりしている人のために、たったの6つに絞って、男性向けのシャンプーの個人的おすすめを紹介していく。

紹介しているものはどれも、自分がある程度の期間、実際に使ったことのある製品だ。

おすすめのシャンプー6選

参考までに、「内容量(ミリリットル)」あたりの「価格(円)」を表示する。価格はAmazonを基準に計算するが、Amazonは在庫状況などにより価格が変動することもあるので、あくまで執筆時点のものであることはご了承いただきたい。

では、おすすめのシャンプー6選を、価格の安い順から紹介していく。

オクト シャンプー

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オクト
¥800 (2023/06/05 13:25:14時点 Amazon調べ-詳細)

mlあたり1.2円程度。

とても安い!

変なクセがなく、万人におすすめできるシャンプー。

「メリット」みたいな最安値のシャンプーだと、mlあたり1円を切るものが売っている。ただ、そういうものは科学的な成分が強めで作りが雑な傾向がある。

オクトの薬用シャンプーは、石油系の成分が使われてはいるけど、雑な洗浄力の高さがなく、余計な皮脂と汚れを丁寧に洗浄できる

低価格なのに質が高いので、特別なこだわりがないのなら、このシャンプーでもいいと思う。

欠点を挙げるとすれば、泡立ちの弱さ。

整髪料を使っている人の場合、ジェルなどは簡単に落ちるけど、ハードなワックスを落とすときは、ちょっと多めに使ってきちんと泡立てる必要がある。

変に洗浄力が高くないので安心して使える。価格も安いのでおすすめ!

 

デ・オウ 薬用スカルプケア

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デ・オウ
¥709 (2023/06/05 13:25:15時点 Amazon調べ-詳細)

mlあたり1.7円程度。

「洗浄力高い系」かつ「コスパ抜群」のシャンプーとしておすすめできる。

男性で、頭皮の油が多く、頭が痒くなりやすいタイプや、加齢臭が出やすいタイプの人は、洗浄力が高めのシャンプーのほうが嬉しい。

一方で、洗浄力が高いほど、頭皮へのダメージが大きくなりやすい傾向にある。

「スカルプ」とは「頭皮」という意味で、「スカルプ系のシャンプー」は、頭皮のダメージケアを重視しているシャンプーのこと。

この「デ・オウ 薬用スカルプケア」は、ニオイのもとになる油をしっかり落とす作用と、スカルプ(頭皮)のケアを両方を重視している。「洗浄力が高いわりには、頭皮ダメージにも配慮」というタイプだ。

ノンシリコンかつ薬用炭(吸着剤)で、比較的肌に優しいながらも、洗浄力の高さを実現している。

洗浄力が高いタイプのシャンプーは、例えば、花王の「サクセス」などが有名。たしかに「サクセス」はめちゃくちゃ泡立つし洗いやすいのだけど、頭皮ケアをのことを考えるなら、こちらの「デ・オウ 薬用スカルプケア」のほうがおすすめできる。

こちらは、特別泡立ちやすいとかではないけど、整髪料もちゃんと落としやすいくらいの洗浄力がある。

使い勝手が良く、なおかつ価格が安いのは素晴らしい。

価格、洗浄力、スカルプケアなど、総合的に考えておすすめできる。

頭皮ダメージにも配慮した、頭が痒くなりやすい男性向けの低価格シャンプー

 

MARO 薬用 デオスカルプ シャンプー

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MARO(マーロ)
¥1,100 (2023/06/04 17:33:17時点 Amazon調べ-詳細)

mlあたり2.3円程度。

コスパなどを総合的に考えて、特におすすめできるシャンプー。

値段が安く、スカルプケアがしっかりされていて、なおかつ使っていて不便さを感じない十分な洗浄力。

洗った後の髪や頭皮の感じもすこぶる良い。

男性はスカルプ系のシャンプーを選んだほうがいい。

女性用シャンプーは「頭皮(スカルプケア)」よりも「髪の毛(ヘアケア)」に重点が置かれる傾向があるが、男性は「頭皮」に問題が起きやすい。薄毛になったり白髪になったりするのは、一般的に女性よりも男性のほうが早く、また、男性は女性よりも髪の毛が短い場合が多いので、「ヘアケア」は相対的に重要性ではない。

中高生、大学生くらいの若い時期ならば、ただ洗浄力の高いものを選べば楽だし快適かもしれない。だが、20代後くらいからは、頭皮へのダメージケアを考える必要がある。

「マーロのデオスカルプシャンプー」は、頭皮ケアを目的としたものでありながら、おっさんの油とニオイをケアできるほどの十分な洗浄力がある。育毛剤などを使う上でも、きめ細やかな洗浄力があることは大事だ。

下手な高級シャンプーよりも使い心地がよく、価格も手頃。

使いやすさ、安全性、手に入りやすさ、コスパなどを考えて、個人的にもっとも推せる製品かもしれない。

頭皮の問題が気になってきた男性はもちろん、ちょっと良いシャンプーを使ってみたいという人にもおすすめできる。

コスパを考えるなら最高のシャンプーだと思う。頭皮が気になっているけど、スカルプDなどは手が出せない人には、基本的にはこれがおすすめ

 

カウブランド 無添加シャンプー

mlあたり2.4円程度。

無添加にこだわるならこれ!

「カウブランド(牛乳石鹸)」は、無添加・低刺激で有名なブランド人工的な成分を使っていないのにこの価格はめちゃくちゃ安い!

石油系界面活性剤、シリコン、合成香料などが入っていない無添加シャンプーで、乳幼児でも使えることを公式が推している。

ちなみに自分は、シャンプーに関しては、無添加かどうかにそこまでこだわる必要はないと思っている。どうせ汚れと一緒に洗い流すものだし。

ただ、育毛中(発毛治療中)とか、頭皮へのダメージにかなり気を使っている人からすれば、無添加シャンプーの心理的な安心感は心強いかもしれない。

自分もAGA治療をしていたときには、この無添加シャンプーを使っていた。

欠点と言うなら、上で紹介してきたシャンプーと比べて、泡立ちや洗浄力は心もとない。整髪料を使っている場合、なかなか落ちにくいと感じるかもしれない。

だが、この安さで無添加シャンプーというのは破格であり、頭皮をいたわり、無添加にこだわる人にはおすすめできる。

完全無添加でこの価格はかなり安いと思う。洗浄力は物足りないが、安心感を求めるならアリ。油性肌でなく乾燥肌ぎみの頭皮の人であれば、洗浄力の低いシャンプーでも十分

 

アイナボーテ 脂性肌用

mlあたり9.6円程度。

いわゆる「高級シャンプー」に分類されるもの。

公式側(製品側)が出している試算だが、1回(1プッシュ)あたりの価格は26円らしい。(少量でよく泡立ち十分な洗浄力があるので、mlあたりの数値ほど価格は高くない)

各方面から非常に評価の高いメンズシャンプーで、自分も使ってみたが、安っぽい匂いがせず、程よい爽快感があり、使っていてとても気持ちいい。髪がキシむような感じも一切しなかったし、痒みなどもまったくなかった。

石油系やシリコン系は一切使わず、汚れや匂いを吸着する「炭」や、肌に優しい洗浄成分である「ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム(アミノ酸系洗浄成分)」など、成分にこだわっている。

髪の毛を補修するトリートメント成分が配合されていて、「頭皮」はもちろん、「髪の毛」にも配慮されている。

個人的には、シャンプーは高級なものを使うメリットがそれほどなく、上で紹介してきた安価なもので十分だとは思っている。

ただ、今まで自分が使ってきた中で、「高級シャンプーであるだけの価値がある」と感じたものがこれなので、お金に余裕がある人は検討してみてもいいかも。

使い心地はとても良い。必需品ではないけど、優れた嗜好品ではある

 

スカルプD 脂性肌用

mlあたり11.2円程度。

「スカルプD」という名前を聞いたことのある人は多いと思う。

アンファー社の「スカルプD」は、男性の「頭皮(スカルプ)」にこだわってきたブランド。(ちなみにDはドクターという意味らしい)

「洗浄力が高く、頭皮へのダメージが比較的少ない」というのが良いシャンプーの条件だとするならば、それを追求してきたのがスカルプDのシャンプー。

意味のない美容効果にこだわらず、頭皮ケアを徹底して、男性消費者からの信頼を勝ち取ってきたブランドではある。

ただ、一般向けのスカルプシャンプーのブランドという印象を持っている人もいるかもしれないが、実は値段がかなり高く、シャンプーとしては超高級品に分類されるブランドだ。

薄毛や頭皮が気になる男性で、シャンプーやコンディショナーに思い悩むくらいならば、「スカルプD」で揃えてしまうのが手っ取り早い。

ただ、ある程度は頭皮のためにお金を使える男性向けのシリーズになる。

「頭皮に悩むなら、とりあえずこれで揃えておけばいい」という間違いのないブランドだが、価格が安くないのが悩ましいところ。

 

シャンプーに過度な期待はやめよう!過剰な広告宣伝に騙されないように!

かつて自分は、(薄毛に悩んでいたとかもあって、)シャンプーにめちゃくちゃこだわっていた。成分とかにもすごくこだわっていた。

しかし、シャンプーの美容成分にこだわるのは、まったく意味がないとは言わないものの、あまりコスパが良くない。

シャンプーの商品紹介などで、よく、「頭皮をすこやかに保つ」「頭皮に潤いを与える」「育毛を促進する」などの言葉が言われるが、たいした効果は期待できない。

なぜなら、シャンプーは「付けるもの」ではなく「流すもの」だから。

あくまでもシャンプーの目的は、「汚れを洗い流して清潔にすること」。

シャンプーに「有効成分」などを求めるのは、基本的にはミスマッチだ。

ではシャンプーの良し悪しはどうやって決まるかというと、「しっかり洗えて、なおかつ髪や頭皮へのダメージが比較的少ない」のが良いシャンプー。

「洗浄力」と「ダメージ」は比例する傾向がある。油分を強く洗い落とす作用があるほど、頭皮にダメージを与えやすいからだ。

だからこそ、「洗浄力が高く、かつダメージが少ない」ことが、良いシャンプーかどうかの指標になる。

「保湿効果」や「育毛効果」に関しては、そもそもシャンプーに求めるものではない。

「保湿」や「浸透」を宣伝文句にするシャンプーは多いが、「洗浄」と「保湿」は原理的に両立しえないものなので、「シャンプーで保湿」ではなく、「シャンプーをしたあとに保湿」するのが正しいやり方。

当然ながらシャンプーには「育毛効果」もない。「発毛剤の効果がちゃんと出るように綺麗に洗える」「頭皮を傷つけにくい」というのが「育毛シャンプー」の意味で、シャンプーに毛が生える成分が含まれているわけではない。

シャンプーは「汚れを洗い流す」のが目的であり、結局は流してしまうものなので、シャンプーの成分に対してお金をかけるのは、コストパフォーマンスがあまり良くないのだ。

シャンプーは、みんなが毎日使う消費量の多いものなだけに、創意工夫を凝らした広告、宣伝がされがちだが、単に「洗う」ためのものなので、過度な期待をするべきではない

 

シャンプーで大事なのは「洗う頻度」と「洗い方」

シャンプーの質に関して言えば、上で紹介してきたもので十分だと思う。

上質なシャンプーを購入するよりも、「最適な洗う頻度」「正しい洗い方」を意識することのほうが大事。

とはいえ、そんなに難しいことを考える必要はなく、「基本的には1日1回、指の腹で頭皮を傷つけないように洗う」のがシャンプーの基本だ。

詳しいことは、「湯シャンはあり?頭皮ケアのための正しいシャンプーの頻度とやり方を解説」で書いている。シャンプーの役割や頭皮に与える影響など、より詳細に知りたい人は読んでみてほしい。

湯シャンはあり?頭皮ケアのための正しいシャンプーの頻度とやり方を解説

 

繰り返し言うが、あくまでもシャンプーは、「汚れを洗い流して清潔にすること」が目的。

ちゃんと洗えて、頭皮へのダメージが少なければ、シャンプーの役割としてはそれで十分なのだ。

保湿などのケアに関しては、シャンプーで汚れを落としたあとに行う。「髪の毛」の場合はヘアコンディショナーやヘアオイル、「頭皮」の場合はローションやスカルプ用コンディショナーや育毛剤を使うといい。

 

頭皮の「保湿」をするなら、シャンプーをしたあと

「肌(スキンケア)」にとって、保湿して乾燥を防ぐことは、とても重要だ。それは「頭皮」も同じ。

男性は、顔のテカりや、頭皮の過剰な油分に悩まされている人は多いだろう。

勘違いしやすいのは、「油でテカっているから、頻繁に洗うし、保湿しなくていい」というもの。これは間違いで、テカっている人ほど、ちゃんと保湿したほうがいい。

そもそも油分は、乾燥を防ぐために分泌されるので、油を頻繁に洗い流すと、油分の過剰分泌の原因になりかねない。

アブラ肌であっても、肌は保湿するのがケア基本なのだ。

これに関しては、「男の美容で最低限やるべきことは「肌の保湿」である」で説明した。

男の美容で最低限やるべきことは「肌の保湿」である【超簡単スキンケア】

 

「清潔に洗ってから、丁寧に保湿」というのが、スキンケアの王道であり、「頭皮ケア」にも同じことが言える。

シャンプーは、頭皮を清潔にする役割のものだが、保湿するためのものではない。

頭皮の保湿に関しては、頭皮保湿用のローションやコンディショナーを使うのが通常のやり方。

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ただ、頭皮の保湿にそこまでこだわる必要があるのか?という考え方もある。

そもそも「毛」自体に保湿効果がある。「毛」は、外気から肌を守る役割があり、その意味では、「毛が生えていない表皮」と「毛が生えている頭皮」は違う。

頭皮保湿用のケア用品は値段が高い傾向があり、金銭的に無理をしてまで行うメリットは少ないかもしれない。

とはいえ、頭皮の保湿に意味がないとは言わない。

下手にシャンプーの保湿成分にこだわるよりは、頭皮保湿用のケア用品をシャンプー後に使うほうが、ずっと効果的だし、コストも抑えられる。

「シャンプーできっちり汚れを落とし、髪を乾かしてから保湿」のほうが、手間はかかるかもしれないが、ちゃんと効果がある。

シャンプーの保湿成分にこだわるとか意味がないので、保湿は保湿で別にやれ、という話です

 

以上、おすすめのメンズシャンプー6つを紹介し、シャンプーの良し悪しや、スカルプケアについて解説した。

他にも、スカルプケア、育毛剤、カッコいい髪型にする方法などについても解説しているので、よければ以下を参考にしてほしい。

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当サイトは、「メンズ美容」について、「メンズ美容おすすめの方法まとめ」「メンズ美容アイテムおすすめランキング」を書いているので、気になる方は以下も参考にしてほしい。

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