自分は、ヒゲを脱毛済みで、光脱毛、医療レーザー脱毛を経験したことがある。
約4年間通って、まったく生えないわけではないが、「もう毎日は剃らなくていい」というところまで、レーザー脱毛を完了済み。それについての体験談は以前書いた。

今回は、実際にヒゲ脱毛をやってみて思う、ヒゲ脱毛のメリットとデメリットを書いていこうと思う。
目次
メリット1:「青髭」という問題を解決できた
自分にとっては、ヒゲ脱毛の主な動機が「青髭(泥棒ヒゲ)」だった。
毎日ヒゲを剃ること自体は、面倒ではあるけど、それほど問題ではなかった。ただ、「青髭」に関して言えば、ヒゲ脱毛しか、根本的な解決法がない。
自分は一時期から美容にハマったタイプの男性だが、スキンケアに気を使い、肌が綺麗になるほど、青髭は目立ってしまう。
BBクリームやコンシーラーなどのメンズメイク用品で隠すこともできるが、毎日それをやるのはけっこう面倒だし、肌にも良くない。
「毛を抜く」という手段も、肌へのダメージや埋もれ毛などを考えれば望ましくない。
青髭や、剃ってもすぐに伸びてくる無精髭といった問題は、ヒゲ脱毛をしないと解決しない。
外見に気を使う男性にとって、「青髭」はとても厄介な問題であり、その根本的な解決策は「ヒゲ脱毛」しかないのだ。
「青髭」の問題を解決できることが、ヒゲ脱毛の主要なメリットと言えるだろう。
メリット2:口周りの肌が綺麗になる
ヒゲ脱毛をしたあと、青髭が目立たなくなることに加えて、口周りの肌が明らかに綺麗になった。
というのも、青髭が目立たないようにカミソリで深く剃る行為や、化粧を塗って青みを隠す行為は、肌にとって良いことではないからだ。
青髭に悩む人の多くが感じるジレンマだが、毎日の髭剃りのとき、
- 「電動のカミソリ」だと肌が傷つきにくいが、浅いところまでしか剃れないので、青髭が目立ちやすい
- 「T字カミソリとシェービングクリーム」を使う場合、より深くヒゲを剃れるが、肌のダメージも大きい
というトレードオフがある。
自分の場合、ヒゲ脱毛をする前は、T字カミソリとシェービングクリームで剃ってから、化粧水と乳液で保湿して、そのあとにBBクリームを塗って、青髭をごまかしていた。
化粧品は肌に良いものではないし、シェービングで肌にダメージが乗った上からそれをやっていたので、当然ながら口周りの肌の調子は良くなかった。
「青髭を減らすための深いシェービング」と「青髭をごまかすためのメイク」をしなくてよくなっただけで、口周りの肌は綺麗になると思う。
カミソリ負けをしやすい肌質の人ほど、「肌が綺麗になる」というヒゲ脱毛の恩恵は大きいだろう。
メリット3:髭剃りをしなくていいので快適
4年ヒゲ脱毛を続けて、髭剃りをする必要がほぼなくなったのだが、シンプルに快適!
ヒゲ脱毛を完了しても、完璧にツルッツルというわけではなく、微妙に生えてくる毛はある。
また、自分の場合は、白髪になったヒゲだけはポツポツ生えてくる。ヒゲ脱毛のレーザーは黒い毛に反応するので、白髪になった毛はレーザーでは脱毛できない。自分は30代半ばからヒゲ脱毛に行ったが、白髪のことを考えるならば、早めにやっておいたほうがいいかもしれない。
とはいえ、まだ微妙に生えてくる毛にしても、白髪で残っている毛にしても、目立つようなものではなく、すごく近寄らなければ見えない程度。
ちなみに、白髪になった毛は「ニードル脱毛」によって脱毛することができるのだが、お金はかかる。ヒゲ脱毛をするなら、白髪の少ない若いうちに行くほうが有利。
ヒゲ脱毛を完了したあとのヒゲの処理としては、だいたい週に1、2回程度、電動シェーバーでササッと剃るくらいになっている。
シェービングクリームなどを使う必要はなく、電動シェーバーでちょっと剃る程度なのでとても楽。また、仮に1週間以上放置していても、そこまで目立つような毛でもない、という状態。
「ほとんど髭剃りをしなくていい」というのは、ちょっとしたことかもしれないけど、すごく快適だ。
泊まりのときなども、「一晩過ごしたらヒゲが目立ってこないかな」なんて心配をしなくてよくなったのは、とても嬉しい。
デメリット1:不可逆であること
ヒゲ脱毛は、基本的に、不可逆の措置だ。つまり、ヒゲ脱毛をする前の状態には戻せないということ。
ヒゲの永久脱毛と言っても、すぐに毛が無くなるわけではない。ヒゲはかなりしつこいので、何度も通って、少しずつ薄くしていく必要がある。また、脱毛後も、また時間が経つと毛根が復活してくる。
しかし、自分のようにガッツリ永久脱毛をしてしまった場合、あとから生えてくると言っても、まばらなヒゲにしかならないだろう。
そのため、今後、立派なヒゲを蓄えることは、おそらくもう一生できない。
自分は、「減耗」が完了してから、さらに脱毛を進めるかというフェイズで、「これから心変わりしてヒゲを生やしたいと思う可能性があるか?」を考えた。
基本的に、先進国の人間は、頭髪や眉毛以外の毛は無くす流れだし、将来老人になって介護されるみたいな状況を考えた場合も、なるべく毛がないほうが相手にとって親切。そういうことをいろいろと考えて、「完全に脱毛してしまっていいな」という結論になった。自分はこう考えたが、もちろん考え方は人それぞれだろう。
なお、ヒゲ脱毛は、ごっそりなくしてしまうのではなく、「減耗」という選択肢もある。
「ヒゲを剃らなくていい」というところまで脱毛するには、基本的には15回以上はレーザーを当てる必要があるのだが、3〜9回程度(個人差あり)のレーザーでも、ヒゲは全体的に薄くなる。
「青髭が悩みだけど、ヒゲを全部なくしてしまうのも怖い」という人は、そこそこの回数でやめておくという「減耗」がいいかもしれない。
また、部分的に毛を残したい場合は、メンズTBCなどが施術している、「デザイン脱毛」という選択肢もある。
デメリット2:お金と時間がかかる
まず、ヒゲのレーザー脱毛は、かなりお金がかかる。医療行為だが、審美目的のものは、国民健康保険の適用範囲外だからだ。
目安として、自分のように「もう剃らなくていい」くらいまで脱毛するなら、14万円ほど(消費税を含めると16万近く)必要だ。
ヒゲ脱毛において一番ネックになるのが「お金」だろう。
また、決心してお金を払ったからといって、すぐにヒゲがなくなるわけではない。最低でも1年、長くて4年ほど、2ヶ月おきに辛抱強くクリニックに通わなければならない。
脱毛は、毛周期(ヒゲが生えるスパン)を空けて行わなければならないので、短期間に集中してできるものではない。8〜9週間おきに、クリニックに足を運んで施術する必要がある。
「減耗」なら、半年から1年半(3〜9回)、「剃らなくていい」までは最低でも2年半(15回〜)ほどが目安。
ヒゲ脱毛は、お金と時間がかかり、かなり大変!
デメリット3:痛みがある
ヒゲ脱毛でよく言われるのは、「痛い!」という話。
痛みの感覚は人それぞれだが、自分の感想としては、「我慢できないわけじゃないけど、前日は憂鬱になるくらい痛い」という感じ。
当然ながら痛いのはイヤだし、自分の場合は「痛みを受けに行く」と考えると憂鬱になることが多かった。クリニックで施術する日程が近づいてくるたびに、ちょっと緊張してくる。
医療レーザー脱毛のクリニックなら、課金すれば(1回3,000円程度で)麻酔を使うことができる。実際に麻酔はかなり効果がある。どうしても痛みがイヤだという人は、お金で解決するといいだろう。
施術時はけっこう痛いが、施術した翌日も痛むことはまったくなかった。
人によっては、一時的な肌荒れ(炎症)や毛嚢炎ができるが、長期化するものではないので、「翌日に大事なデートがある」みたいな状況でなければ、問題にはならないだろう。
まとめ
ヒゲ脱毛のメリットは、
- 「青髭」という問題を解決できた
- 「青髭の対策」をしなくていいので、副次的に肌が綺麗になる
- 毎日ヒゲを剃らなくていいのが快適
こと。
ヒゲ脱毛のデメリットは、
- 不可逆の措置なので、脱毛前の状態には戻らない
- お金がかかるし、通う期間も長い
- (追加課金すれば解決できるが)痛みがある
こと。
以上が、「実際にやってみて思ったヒゲ脱毛のメリットとデメリット」だ。
おすすめのヒゲ脱毛は?
「ヒゲ脱毛」と呼ばれるものには、「医療レーザー脱毛」と「光脱毛(サロン脱毛)」があるが、値段は高くなっても、医療レーザー脱毛を強くおすすめする。
脱毛サロンで行う光脱毛は、クリニックで扱えるような出力がなく、まったく効果がないわけではないが、非効率。
脱毛サロンは、値段が安いし、芸能人や人気タレントが広告塔をしていることも多いので魅力的に見えるが、効果が低いので、時間もお金も無駄になってしまいやすい。
ヒゲ脱毛をしたいのならば、「医療レーザー」をやっている、ゴリラクリニック、メンズリゼ、湘南美容外科、あおばクリニックなどの「クリニック」が主な選択肢。デザイン脱毛をしたいなら、「ニードル脱毛」をやっている「メンズTBC」を推奨。
特におすすめできるのは、以下の脱毛クリニック。
当サイトでは、「実際にヒゲ脱毛クリニックに長く通ってみた体験談」の記事も書いているので、よければ以下のページも参考にしてみて欲しい。

また、「ヒゲ脱毛をしない場合の青髭対策」についてまとめた記事もあるので、ヒゲ脱毛は無理という方は参考にしていって欲しい。

メンズ美容全般に関しては、「メンズ美容おすすめの方法まとめ」や「メンズ美容アイテムおすすめランキング」も書いているので、よければ以下のページも見ていって欲しい。

