美容に興味があり、何をやればいいか知りたい初心者の男性のために、「メンズ美容のおすすめの方法」を一本の記事にまとめてみた。
自分が美容にハマってからの5年以上の歳月をかけて、勉強し、実践し、納得してきた、美容法の集大成となる内容を教える。
「この記事さえ読めば、メンズ美容の基本は十分」というものを目指し、男の見た目改善テクニックを網羅的に解説している。
世の中で「美容法」として紹介されているものの多くは「広告・宣伝」であり、モノを購入させることを目的とした、お金と手間がかかるわりに効果のないものであることが多い。
この記事では、「コストパフォーマンス(お金と手間に対する効果の大きさ)」を重視して、「合理的な美容法」を解説していく。
無駄に高額なものや、意味もなく手間のかかる美容法をおすすめするつもりはない。
「お金のかからない方法」「少ない手間で効果的なもの」のみを、厳選して紹介する。
自分は、科学的根拠の欠くものがあまり好きではないので、「ロジック」と「エビデンス」を重視しながら、「ルックスを向上させたい男性は何をすればいいか?」を書いていく。
最初は概論を述べて、そのあとでトピックごとの具体的な方法を解説している。長くなるので、「目次」を見て、気になるものから読んでもらってもちろん構わない。
目次
- 美容は、「足し算」よりも「引き算」が大事
- 「毎日コツコツ努力」に意味があるものと、意味がないもの
- 「お金をかける意味があまりないもの」と、「お金をかけるに値するもの」
- 男性の美容は、不利にならないための「サブウェポン」
- 「相対的なイケメン」になることは可能
- 「スキンケア」のやり方を解説!適度な「洗浄」と「保湿」をサボらずやろう!
- 「口内ケア」について解説!口内の清潔感は「完璧」を目指そう
- 「ホワイトニング」について解説!どうすれば白い歯になる?
- 「ヒゲ」の処理について解説!「口周り」が清潔感を大きく左右する!
- 「ムダ毛の処理」のやり方を解説!毛の濃さに悩む必要なんてない!
- 「眉毛」の整え方!眉毛の手入れは難しいが、印象を大きく変える!
- 「ヘアカット」を解説!髪型はメンズのルックスを大きく左右する!
- 「ヘアスタイリング」について解説!
- 「薄毛、白髪、スカルプケア」について解説!シャンプーの正しい使い方と選び方は?
- 「食事」について解説!内側からの美容はもちろん大事!
- 「ダイエット」について解説!最も効果があり、最も難しい美容法
- メンズ美容おすすめの方法まとめ!これだけやれば確実にルックスが向上する!
美容は、「足し算」よりも「引き算」が大事
「美容」をやる上で大事な考え方は、「良いことをする」よりも、「悪いことをしない」のほうが重要度が高いことだ。
美容は、「足し算」よりも「引き算」を意識したほうがいい。
一方で、美容関連のメディアや広告は、「良いことをするのが大事」という間違ったイメージを広めようとする。商品を「買わせる」ためには、「良いことをすることが大事で、そのためには○○が必要」としなければ、儲かりにくいからだ。
しかし実際のところは、「プラスの要素を増やす」よりも、「マイナスの要素を減らす」を意識したほうが、ルックス向上はうまく行く。
「プラス要因を増やせばいい」という間違った方法を追求すると、「このブランドを持っているからカッコいい」「肌がツルツルであることが一番大事」「肌からいい匂いがするのがいい男」……みたいな、勘違いした「一点豪華主義」で自己満足に浸ってしまうハメになる。こういう男性はけっこういるが、単に美容業界の宣伝に踊らされているだけ!
「突出したプラス要素によって、マイナス要素が打ち消される」というのは、仕事ではあるかもしれないが、美容においては起こらない。
「美容」は、残念ながら、マイナスのぶんだけ総合点から引かれていく「減点評価」だ。
「外見」において、「何かを突出させれば、それが評価されてモテる」ことは起こらない。「欠点がなければ満点」という性質のものなのだ。
例えば、「欠点のない外見」をイメージしてみてほしい。それはいわゆるイケメンとか美女のことではないだろうか。
「一点特化にあまり意味がない」のが美容の性質で、これは男性が美容を苦手としやすい理由でもある。
だが、適切なやり方で「マイナスになる要因」を減らしていけば、誰でも確実にルックスは向上していく。
「毎日コツコツ努力」に意味があるものと、意味がないもの
美容は、「毎日コツコツ努力すること」が大事になる。これは勉強やスポーツなどにも共通することなので、納得しやすいだろう。
だが一方で、「コツコツ努力」に意味がない美容もある。
- 「体型」「肌質」「腸内環境」「口内環境」など、健康状態と相関するものは、「コツコツ努力」に意味がある
- 「毛の濃さ」「ハゲ」「シワ」「もとの骨格」など、健康状態と相関しないものは、「コツコツ努力」に意味がない
例えば、「肌の調子」は、当人の遺伝的なものもあるが、健康状態や生活習慣とも一定の相関がある。その場合、キレイな肌を目指して努力するのは、真っ当な努力と言える。
一方で、ヒゲやハゲは、体調不良の結果ではない。完璧に健康的な生活を送っていたとしても、毛が濃い人は濃いままだし、ハゲる人はハゲる。
なぜこんな当たり前のことを言わなければならないのかというと、世の中には悪質なコンプレックス商法が多いからだ。
容姿に関しては、他人と自分を比べてしまうことが多く、コンプレックスを感じやすいものだけに、なかなかにヒドいビジネスが展開されている。
そして、悪質なコンプレックスビジネスは、「コツコツ努力するのが大事」という「それ自体は間違っていない情報」と抱合せでやってくるから厄介なのだ!
よくあるのは、
- 良いシャンプーや育毛剤を使って、ハゲを予防しよう
- 髪の毛が生えてくる食生活
- ヒゲの濃さを薄くする食生活
- 白髪をなくす生活習慣
- 髪を生やす、ヒゲを薄くするサプリメント
- 30を過ぎても○○をやれば身長が伸びる
など。
「遺伝的にどうしようもないこと」と「努力が大事という真っ当な考え方」を抱き合わせることによって金を出させようとする、悪質なコンプレック商法が、今も公然と行われていたりする。この手のものに騙されてはいけない。
ハゲやヒゲなどの特徴は、むしろ日々の努力で改善すべき問題ではない。
実際のところ、男性ホルモンを抑えて女性ホルモンを増進するような食生活や心がければ、多少はヒゲが薄くなったりはするかもしれない。しかし、男性ホルモンは、やる気の増進やストレスの軽減など、男性にとって重要な役割を持つものでもある。
「男性ホルモンを抑えるような生活習慣」は、やってはいけないのだ。
「ハゲ」「ヒゲ」「シワ」などは、健康状態と相関するものではないので、生活習慣の改善をいくら頑張っても意味がない。解決したいなら、生活習慣の改善ではなく、審美治療を行うしかない。(審美治療については、それぞれの項目ごとに解説している)
「お金をかける意味があまりないもの」と、「お金をかけるに値するもの」
美容には、「お金をかける意味があまりないもの」と、「お金をかけるに値するもの」がある。
「お金をかける意味があまりないもの」は
- 化粧水
- 美容液
- 乳液
- シャンプー
- トリートメント
- 育毛剤
など。
これらの美容品は、コンビニに売っているような通常のものとは別に、高級なものもある。しかし、「高級な化粧水」や「高級なシャンプー」は、かかるコストに対して、ほとんど効果がない。お金にだいぶ余裕のある人以外は、こだわらなくていいだろう。
その詳しい理由については、「スキンケア」や「スカルプケア」などの項目で、詳しく説明する。
逆に、「お金をかける価値がある」のは
- 食費
- ヘアカット代(美容室代)
- 最低限の美容アイテム
など。
まず「食費」だが、美容に使えるお金があるなら、シャンプーや化粧水などのグレードを上げるよりも、「食費」に使ったほうが費用対効果が高い。
例えば、
市販のカップスープ系は、お湯だけで作れて、100kcal以下の低カロリー食であり、汁物なので満足度が高い。
コンビニで売っているレンジ調理の汁物系も、カロリーの割には満足感が高く、食物繊維なども豊富で、美容やダイエットの心強い味方になる。
コンビニのサラダボウル系は、やたらと値段が高いが、低カロリーなのに栄養価が豊富で、満足度もある。「お金があればダイエットしやすい」のは、金銭的な余裕があれば、こういうものも選択肢に入れられるからだ。
赤身のお肉も、食べ方によっては、糖質制限ダイエットになる。値段は高いが、糖質が少なく、非常に満足感がある。
「オイコス」などの高タンパク質ヨーグルトは、脂質が少なく、タンパク質が豊富な乳製品として、美容やダイエットに有用。だが、やはり価格は高めな傾向がある。
美容においては、「過食を避ける(糖質や悪い脂質の過剰摂取を避ける)」ことが、とても重要度が高いのだが、これが最も難しい。「過食を避ける」なら、意志の力を使うよりも、食費に課金するのが、現実的に楽にやりやすい方法になる。
世の中の食品は、「低カロリーで満足できるもの」や「タンパク質など良質な栄養価が多く含まれているもの」ほど値段が高い。
工夫しだいでは、高タンパク質かつ安価なメニューを用意できないわけではないが、基本的には、「美容に気を使うなら、食費にお金がかかりやすい」と考えたほうがいいだろう。逆に、食費以外はそれほどお金がかからない。
美容のために使えるお金があるなら、それを「食費」に注ぎ込むのが、最も合理的なのだ!(詳しくは「ダイエット」の項目で解説する)
「食費」の次にお金がかかるのは、「ヘアカット代」だ。
ほとんどの男性は自分で髪を切ることができないので、「ヘアカット代(美容室代)」はほぼ必須。
髪型はルックスに大きく影響を与える要素なので、美容にこだわるなら、一定のヘアカット代を覚悟したほうがいい。(詳しくは「ヘアカット」の項目で解説する)
最後に、「美容アイテム」だが、値段に対して効果の大きい美容アイテムもあり、これらは買ったほうがいい。
具体的には
- 保湿クリーム(肌の保湿用)
- 糸ようじ(歯のクリーニング用)
- すきカミソリ(減耗用)
- 電動シェーバー(眉カット用)
- エチケットカッター(鼻毛ケア用)
- 泡立てブラシ(シャンプーを楽にする用)
など。
美容アイテム代だが、電動のシェーバーやカミソリなどは、一度買えば長期間使えるものなので、そこまでお金はかからない。上のリストの値段をすべて合計しても、1万円程度だろう。
メンズ美容は、主に「食費」にお金がかかり、その次に「ヘアカット代」にお金がかかる、と考えるといい。
男性の美容は、不利にならないための「サブウェポン」
男性は、もともとの容姿に自信がなかったり、加齢で自分の外見に興味を失ったりで、「どうせ自分が美容なんかしても……」と思ってしまう人もいるかもしれない。
だが、男性の美容は、「美しく思われる」ためではなく、「有能そうに見せる」ためにある。メンズ美容は、「身だしなみ」の延長として考えるのがいい。
女性と男性とでは、「美容」の性質(重要度)が違う。
- 女性にとって「美容」は、メインウェポン
- 男性にとって「美容」は、サブウェポン
女性にとって「美」は、とても大きな武器だ。若い女性であれば、ほとんどのリソースを自分の美容のために費やしても、割に合うかもしれない。
しかし男性は、特殊な場合を除いて、「美」単体でどうこうなるわけではない。学生時代ならともかく、年齢が上がるほど男には「仕事」が求められる。また「恋愛」においては、自分からアプローチすることが求められる。(見た目が良いからといって相手側から話が来ることは少ない)
男性がやるべきは「仕事」や「行動」であり、「メンズ美容」は、不利にならないための「サブウェポン」と考えるべきなのだ。
メンズ美容をしっかりやった状態……「清潔感がある」「見た目に気を使っている」「ちゃんとしていそうな雰囲気がある」というのは、仕事や恋愛にも良い影響をもたらす。
人間は、無意識に見た目に影響を受けているので、外見に気を使うと、仕事などでも有能と勘違いされやすい。
男性のメインウェポンが「仕事」や「行動」だとしたら、「メンズ美容」は、メインウェポンと相乗効果のある「サブウェポン」になる。
男性は、適切なやり方で美容に気を使うと、「有能そうな雰囲気」が出る。メンズ美容はそこを目指すべきなのだ!
多くの成人男性は、「仕事」や「勉強」や「趣味」に多くのリソースを費やしているだろうが、ほんの少しのリソースを「美容」に振り分けるだけで、仕事や恋愛で有利になりやすい。
男性は、「美」がメインではないからこそ、コスパ重視の的確かつ合理的な美容法で、アドバンテージを得ていくべきだ。
「相対的なイケメン」になることは可能
「美醜」は、相対評価で決まる。他の男性が、サボったり、的確ではない美容のやり方をしている中で、自分がキッチリやっていれば、一歩抜きん出ることができる。
また、女性は、男性ほどは若さや顔の造形を重視せず、「雰囲気がカッコいいか」を見る傾向がある。
「男性のカッコよさ」は、女性ほどシビアに「顔が整っているか?」が重視されず、努力によって比較的何とかなりやすい。
美容をキッチリやれば、「相対的なイケメン」になることは、ある程度は可能だ。
確かに、美容をこなしていくことは面倒くさい。だが、ひとつひとつの面倒なケアを着実に「こなしていくこと」が、「ケアが行き届いた男性のカッコいい雰囲気」を作り上げる。
この記事は、コスパ・合理性・エビデンス重視で、「無駄にならない基本中の基本」のみをまとめたものなので、ちゃんと読んで適切にこなせば、確実にルックスレベルは向上し、「雰囲気イケメン」にはなれると思う。
ここまで書いてきたことをまとめると
POINT
- 美容品の広告は「足し算」でモノを買わせようとするが、美容で大事なのは「引き算」で、「マイナスになる要素を減らす」を意識するとうまくいきやすい
- 体型、スキンケア、口内環境など、健康状態と相関するものは、「コツコツ努力」に意味がある
- 遺伝的にどうしようもないことは「コツコツ努力」に意味がないが、悪質なコンプレックス商法は、「努力が大事」の皮を被せて効果の乏しいものを売ろうとするので注意
- 化粧水、シャンプー、育毛剤などは、高級なものを買ってもコスパが悪い
- 美容に使えるお金があるなら、主に「食費」にお金をかけるのが良い
- 男性にとっての「美容」は、それ単体で武器になるものではないが、仕事や恋愛で不利にならないように、コスパ重視でこなすのが良い
- ひとつひとつの面倒くさいケアを着実にこなしていくことが、「ケアが行き届いた男性のカッコいい雰囲気」をつくる
「スキンケア」のやり方を解説!適度な「洗浄」と「保湿」をサボらずやろう!
女性は毎日化粧をする人が多いが、メイクの基本は「肌をキレイに魅せる」ことだ。それくらい、「肌のキレイさ」は、ルックスを大きく左右する。
肌の調子は、「健康的な食生活か?」「腸内環境が整っているか?」のバロメーターであり、健康状態と相関がある。だからこそ、肌がキレイな人は魅力的に見えるのだ。
美容は、「良いことをする」よりも「悪いことをしない」が大事と先に述べたが、「肌」についてはこれがよく当てはまる。
「美肌」を保つために大事なのは「避ける」ことで、具体的には
- 「不潔」を避ける ……洗浄(クレンジング)
- 「乾燥」を避ける ……保湿
- 「紫外線」を避ける……日焼け止め
- 「過食」を避ける ……ダイエット
の4つが重要になる。
まず、スキンケアの基本になるのは、「洗浄」と「保湿」だ。
スキンケア用品の広告では、いろんな美容成分などがアピールされがちだが、基本的にどの製品も、「洗浄(不潔を避ける)」と「保湿(乾燥を避ける)」以上のことはできない。
「スキンケア」は、「ただ洗って、保湿するだけ」であり、それ以上でも以下でもないのだ!
- 「洗顔剤」や「ボディソープ」は、そんなにこだわる必要がない
- 保湿用品は、ニベアやワセリンなど、安価なもので十分
というのが、「スキンケア」の結論だ。
「化粧水」「乳液」「オールインワン美容液」など色んな種類の「美容品」があるが、必ずしも購入する必要はない。
「普通の石鹸」と「保湿クリーム」だけで、「スキンケア」は十分だ。
そう言われても納得できない人も多いと思うので、「なぜその結論になるのか?」を詳しく説明していく。
「洗顔剤」や「ボディソープ」にこだわってもあまりメリットがない理由
皮膚を洗うときに使う「洗顔剤」や「ボディソープ」は、「界面活性剤」という、「水と油を混ぜる」作用のあるものだ。
いわゆる「不潔」という状態は、外からの汚れに限らず、人間の内側からも発生する。肌から分泌される「汗」や「皮脂」を放置すると、皮膚の上で常在細菌が繁殖したり、皮脂が酸化したりして、体臭が発生したりなどの原因になる。
「皮脂」は「油」なので、お湯だけでは落としにくい。油分を洗い流して綺麗に「洗浄」するのが、石鹸、シャンプー、洗顔剤など「界面活性剤」の役割。
ここで重要なのは、「洗浄」すること自体は、肌に良いわけではないこと。
そもそも「皮脂」は、肌を乾燥から守るために分泌される。そのため、皮脂を洗い流すことは、肌の乾燥や、肌のダメージに繋がる。
界面活性剤で油分を洗い落とすのは、肌に良いことではないが、不潔なままにしておくよりもマシだからやる。
「洗浄」でやってしまいがちな間違いは、「洗うのは良いこと」と思いこんで、1日に何回も洗顔剤やボディソープを使ってしまうこと。
「洗いすぎ」は肌のダメージになり、むしろ逆効果。実際に、手を何度も洗わなければならない職業の人は、手荒れに悩まされることが多い。「界面活性剤」は、「不潔よりマシ」なだけで、皮膚に良いわけではないのだ。
「界面活性剤」を使った「洗浄」は、基本的には1日1回までにしたい。
「理屈」をおさらいすると、以下のようになる
- 皮脂を放置しすぎると、細菌の繁殖や酸化によって「不潔」な状態になり、肌に良くない
- 「洗浄」は、「界面活性剤」によって、肌の油分を洗い落とすこと
- 皮脂を落とすことも肌に良くないが、「不潔なままよりはマシ」だから「洗浄」する
- 「洗浄」が肌に良いわけではないので、「洗いすぎ」はむしろ逆効果
なぜ「洗いすぎ」の間違いが起こりやすいのかというと、商品広告が「有効成分が浸透する」などのミスリードを狙うから。
ボディソープやシャンプーの宣伝は、「有効成分」とか「保湿成分」がピックアップされることが多いが、これはほとんど意味がない。クレンジングの目的は、「洗い流して清潔にすること」以上でも以下でもない。
では、成分にこだわった、高級なクレンジング剤がどういったものかというと、「十分な洗浄力があり、なおかつ肌へのダメージが比較的少ない」もの。ただ、あくまで「ダメージが比較的少ない」であって、「ダメージがない」わけではない。
高級な成分だからといって、「洗えば洗うほど良くなる」わけではもちろんないので、「どの製品を使うか?」よりも「適切な頻度で洗う」ことのほうがずっと重要度が高い。
「界面活性剤」は、単に水と油を混ぜるだけのものなので、そこまで成分にこだわるメリットがない。コンビニに普通に売っているようなものでも、十分に良く洗えるし、特に肌へのダメージが大きいわけではない。
石鹸、洗顔剤、ボディソープ、シャンプーは、成分にこだわりすぎても、それほどメリットがないのだ!
薬局やコンビニに売っているやつで問題ないが、一応、自分が使っているおすすめのものを紹介するので参考にしてほしい。
アルコール不使用の優しい洗顔剤。出した瞬間に泡なので泡立てる面倒くささがなく、洗顔が億劫にならない。
高洗浄力かつ低刺激。使い心地がものすごく良いボディソープ。コスパが良いのに高級感があって素晴らしい。
肌への優しさを重視するなら石鹸が良い。「泡立てネット」を使えば洗顔用にも使いやすい。
以上が、「洗浄(クレンジング)」の解説になる。
「洗浄」したあとは、油が落ちて乾燥しやすい状態なので、すぐに「保湿」するのが望ましい。
次は「保湿」について解説する。
スキンケアは、「保湿クリーム」を塗るだけ!
世の中には、「化粧水」「美容液」「乳液」「保湿クリーム」「保湿ジェル」「オールインワン美容品」「フェイスパック」……などなど、様々な「保湿剤」がある。
ただ、これらはすべて、単に「保湿」しているだけ。
よくある勘違いは、「何らかの有効成分が肌に浸透することによって、肌がキレイになる」というもの。これもクレンジング剤と同じく、広告があえてミスリードを狙っている。
「美容品」である以上、何らかの有効成分が肌に浸透して良い効果を与えることはない。塗るだけで肌に薬理的に作用する成分が含まれるものは、化粧品(美容品)という分類で売ってはいけない。
そもそも「肌」は「吸収」する機関ではなく「排出」する機関なので、基本的には、肌に塗ったものが内側に浸透したりはしない。
「美容品」に分類されるものは、「保湿」の効果しかないのだが、有効成分が作用したり、何かが浸透するように「誤解」させて、顧客に買わせようとする広告は多い。
この話について詳しくは、「男の美容で最低限やるべきことは「肌の保湿」である」で解説している。

美容関連の製品は、ミスリードを狙って購入させようとするものがけっこう多いので、注意が必要だ。
ただ、「保湿が大事」というのは本当の話で、「スキンケア=保湿」と言っても過言ではない。
「乾燥を避ける」ための「保湿」は、サボらずにやったほうがいい!
「乾燥」は、多くの肌トラブルの原因になる。
「カサカサの乾燥肌」はもちろん、「テカテカのアブラ肌」も、実は「乾燥」が原因である場合が多い。
「自分はアブラぎってるタイプだから保湿しなくていいや」というのは間違っていて、肌の皮脂(アブラ)は、乾燥を防ぐために分泌されるので、しっかり洗浄してから、しっかり保湿することが、過剰分泌の抑制になる。
「清潔」にしてから「保湿」することが、肌をキレイにするための王道のスキンケアだ。
というより、「スキンケア」は、「洗浄」と「保湿」くらいしかやることがない。
では、どうやって肌の「保湿」をすればいいかというと、ニベアクリームやワセリンなどの「保湿クリーム」を塗るだけでいい。
「男の美容で最低限やるべきことは「肌の保湿」である」の記事で解説したが、「保湿効果のみを追求している」のが「保湿クリーム」の特徴。
「保湿クリーム」は、塗ったあとに顔がベタつくので、化粧をする前や、出勤前には使えない。メイク前に化粧を乗せやすくするための保湿は、「化粧水」や「乳液」を使う必要がある。
保湿力が最も高いのが「保湿クリーム」なので、寝る前などの「しばらく人前に出ないタイミング」で、「保湿クリーム」を使うのがベスト。
こまめに化粧水をつけるよりも、1日1回クリームをちゃんと塗ったほうが保湿効果が高い。
保湿クリームは、ワセリンや、馬油クリームなど高級なものもあるけど、基本的には、安価な「ニベアクリーム」や「ハトムギジェル」や「ワセリン」で十分だ。
安定の保湿クリーム。めっちゃ安い。大缶が500円くらいで、顔と手足に毎日たっぷり塗っても2ヶ月は保つ。
保湿ジェル。ニベアクリームより薄い付け心地。ニベアだとベトつきすぎるという人向け。
石油から取れる油脂で、無添加・無香料の保湿剤。安価で、十分な保湿力があり、アレルギーなどの心配がない。
顔や手足以外の、身体全体を保湿する場合、ニベアやハトムギでも構わないのだが、上から服を着るとかなりベタつく。ボディに使う場合は、やや価格は高くなるが、ボディ用のジェルのほうが快適ではある。
「洗浄」と「保湿」は、1日1回でいい
「洗浄」と「保湿」は、セットで行うことをおすすめする。
洗浄して清潔にした後は、油分が洗い落とされて皮膚が乾燥しやすい状態なので、すぐに「保湿」したほうがいいのだ。
具体的には、「風呂上がりのタイミングで、保湿クリームを顔と手足に塗る」といい。
なお、「洗浄」と「保湿」の頻度は、1日1回がベスト。
皮脂を落とすのは肌へのダメージでもあるので、界面活性剤を使った「洗浄」を日に何度も行うのはやりすぎであり、「保湿クリーム」は、塗ったあとはしばらくベタつくので、寝る前のタイミングでないと使いにくい。どちらも1日1回で十分だ。(最適な頻度は個人差があるものの、たいていの人は1日1回で問題ない)
「1日に何度も行う」みたいな努力よりも、「1日1回をサボらずにずっと続ける」のが大事。
ただ、「保湿」は、「洗浄」とは違って、「頻繁にやりすぎると肌に悪い」というわけではない。「こまめにやればそのぶんだけ効果がある」というものでもないが、乾燥が気になるなら、マメに保湿するのは悪くない。
出勤前やメイク前のタイミングなど、「保湿クリームはベタつき過ぎるので使えない」場合は、「化粧水」を使う。
「化粧水」を選ぶなら、「ハトムギ化粧水」が安くておすすめ。
高品質・高保湿力タイプなら、「無印良品の化粧水」が良い。優れた製品だが、コスパは良くないので、お金に余裕のある人向け。
化粧水を使うときの注意点だが、「ちゃんと拭き取る」ことが大事。化粧品の成分はほとんどが水であり、良かれと思って「つけたまま」にすると、水分が蒸発して逆に乾燥してしまう。
「化粧水」は、肌に馴染ませたあとは、しっかり拭き取らなければならない。
日焼け止め
紫外線は、今では、明確に肌にダメージを与えることがわかっている。
「紫外線を避ける」ための「日焼け止め」については、面倒くさくても塗ったほうがいい、としか言いようがない。
日焼け止めは、化学的な成分であり、それ自体が肌に良いものではない。ただ、日焼け止めの悪影響よりも、「紫外線によるダメージのほうがはるかに大きい」ので、日光を多く浴びるならば、日焼け止めは使うべきだ。
日焼け止めに関しても、細かく成分を吟味するよりは、「面倒くさがらずにマメに塗る」ことが大事になる。
「SPF」「PA」などの意味や、日焼け止めの選び方については、「日焼け止めの仕組みと正しい塗り方」という記事を書いているので、詳しく知りたければ以下のページを見てほしい。

「スキンケア」についてまとめると
POINT
- 洗顔剤や石鹸などの「クレンジング剤」は、「洗浄して清潔にする」だけなので、成分にこだわるメリットは薄い
- 「界面活性剤」による洗浄は、皮脂を洗い流してしまうので、1日に何回もやると肌へのダメージが大きく逆効果
- 「保湿剤」は、成分が浸透することがないので、無駄に高いものや、色んな種類のものを買う必要はない。保湿力の高い「保湿クリーム」がベスト
- 「洗浄」で皮脂を落としたあとは肌が乾燥しやすい状態なので、すぐに「保湿」するのが良い。「洗浄」からの「保湿」がスキンケアのセオリー
- 1日に何度もマメに保湿するのではなく、「1日1回の洗浄と保湿をサボらずに続ける」のが大事
- 紫外線は肌にダメージを与えるので、日光を浴びるときは「日焼け止め」を面倒くさがらずに塗る
「口内ケア」について解説!口内の清潔感は「完璧」を目指そう
「口内ケア」は、美容面、エチケット面、健康面など、あらゆる観点において重要だ!
恋愛などにおいて、自分のパートナーの口内が不潔だったらすごく嫌だろう。歯や舌が汚かったり、口臭がする場合、それが理由で「この人はムリ!」となってもおかしくない。
親密な関係でないビジネス上の付き合い、相手から口臭がすれば、いい気持ちにならないことは間違いない。口内の清潔さは、エチケット面でも大事だ。
また、口内環境は、長期的な「健康」のために意識すべきものでもある。歯は運動能力に関係するし、高齢になったときに、歯が健康かどうかは、食事の楽しさを大きく左右する要素になる。インプラントの治療もあるが、「歯茎」が健康であるに越したことはない。
歯は、毎日使う重要なものである一方で、虫歯などの病原菌に弱く、損傷すると修復不可能だ。将来の健康を真面目に考えるほど、歯は大事にしたほうがよく、そのためにも「口内ケア」をしっかりやって、口内を清潔な状態に保つ必要がある。
「口内ケア」のための努力は、様々な観点から有用なので、「完璧」を目指しても損はない!
数あるメンズ美容の項目の中でも、特にリソースを割くに値するトピックと言える。
「口内ケア」は
- 毎日の歯磨きをサボらない
- 定期的に歯医者に行く
- 「デンタルフロス」で歯間を磨く
- 「舌磨き」で舌を綺麗にする
- 「マウスオッシュ」で雑菌の繁殖を防ぐ
をやる。それぞれ詳しく解説していく。
定期的に歯医者に行こう!
「毎日の歯磨き」をちゃんとやるのは、当然のことなので解説は省く。
重要なのは、「どれだけ丁寧に歯磨きをやっても限界があるので、定期的に歯医者でクリーニングしてもらうのが必須」であること。虫歯や歯周病の「治療」のためではなく、「掃除してもらうため」に歯医者に通う。
歯の汚れやプラーク(歯垢)を放置したまま時間が経つと、石灰化して「歯石」になり、通常の歯ブラシでは取れなくなる。歯石を防ぐには、ちゃんと歯を磨くことが大事だが、どれだけ歯を丁寧に磨いても、少しずつ歯石が付着していくのは避けられない。だからこそ、虫歯がなくても、定期的に歯科でクリーニングしてもらう必要がある。
歯石は、スケーラーなどの専門器具を使って除去する。これは自力で行うことができず、歯科クリニックに通う以外の手段はない。
「いちいち予約して足を運ぶのが面倒くさい」と思うかもしれないが、歯医者に行くことのメリットは多いので、ポジティブに考えるのがいいだろう。
まず、歯医者でのクリーニングは、実質的に、保険適用のホワイトニングだ!
クリーニングの際に、歯石はもちろん、表面の着色汚れも取ってもらえるので、歯が白くなる。健康目的のクリーニングでも、ある程度のホワイトニング効果があるのだ。コーヒーやお茶などの着色汚れが歯の表面に付いている人は、歯医者で掃除してもらうだけでも、黄ばみがなくなり白い歯になるだろう。
もっとも、歯石除去の本来の目的は、歯の健康維持だ。「歯石」を放置すると、虫歯や歯周病の原因になるので、キレイにする必要がある。歯科医のクリーニングは、早期発見のための検診も含む。「歯周病」は自覚症状がなく進行していくので、定期的に歯医者に通うに越したことはない。
歯石は、口臭の原因にもなるので、歯科でのクリーニングは、「口臭ケア」にとっても重要だ。
このように、歯科でのクリーニングはメリットが多いが、さらに素晴らしいことに、歯のクリーニングには、健康保険が適用される。
美容目的で行う「審美治療」は、健康保険が適用されないがゆえに、値段が高くなりやすい。一方で、歯科でのクリーニングは、健康のための治療と認められているので、保険適用の3割負担で施術してもらえる。2000円台から3000円台が相場で、初診はやや高くなるだろうが、定期的なクリーニングは2000円台の出費で済むことが多い。
まとめると
- 汚れが落ちて歯が白くなる
- 虫歯や歯周病の予防になる
- 歯のトラブルの早期発見に繋がる
- 口臭ケアになる
- 3割負担なので価格が安い
など、歯医者への通院は、とてもメリットが多い。「通わないと損」くらいのポジティブな気持ちで行くのがいいと思う。
通う頻度だが、最低でも「半年に1回」、美容を意識するなら「2、3ヶ月に1回」のペースで通いたい。
デンタルフロスで「歯間」を磨く
定期的に歯科医に通うのは必須だが、日々の手入れで清潔な口内の状態を維持することも大事だ。
実は、通常の「歯ブラシ」だけでは、「歯間(歯と歯の間)」をちゃんと磨くことができない。
「歯間」磨きは、歯ブラシのように毎日行う必要はないものの、3日に1回程度の頻度でやるのが望ましい。
歯間を磨くためには、「デンタルフロス(糸ようじ)」を使う。
デンタルフロスには、「棒タイプ」「取っ手タイプ」「糸タイプ」などがある。
「棒タイプ」は、歯の間に突っ込むだけでいいので楽だし、「取っ手タイプ」も使いやすい。「糸タイプ」は使うのがけっこう難しいが、歯の裏までキレイに磨くことができる。
併用する必要はなく、どれか一つ使えばいい。好みのものを選ぼう。
なお、歯と歯の間である「歯間」に加えて、歯と歯茎の間である「歯周ポケット」も、盲点になりやすく、ちゃんと磨けていない人が多い箇所だ。
「歯周ポケット」は、通常の歯ブラシでも磨くことはできるが、「タフトブラシ」を使ったほうが、よりキレイに磨きやすい。
タフトブラシは、先の尖った歯ブラシで、狙ったところをピンポイントで磨くことができる。
歯周ポケットを磨きやすいし、歯の表面を集中的に磨くのにも向いているので、ホワイトニング用の歯ブラシとしても使いやすい。
必須アイテムというわけではないが、高いものではないし、持っておいて損はない。
なお、「デンタルフロス」にしても「タフトブラシ」にしても、洗面所で鏡に近づいてやるよりも、テーブルの上で「卓上ミラー」を使ったほうがやりやすい。「卓上ミラー」は、「ホワイトニング」や「眉カット」や「メイク」など、様々な場面で使う必須アイテムなので、まだ持っていない人は買おう。
「舌磨き」をして舌をキレイにする
「舌」の表面を掃除しないでいると、「舌苔(ぜったい)」という汚れがたまり、口臭の原因になるし、見た目にも汚れているとわかる。
舌は、外側から見えやすい部分ではないにしろ、会話の最中など、何かの拍子に見えることはある。
「舌」は盲点になりやすい部位で、そもそも「舌をキレイにするもの」という意識を持っていない人も多い。口内環境にすごく気を使っていても、舌をまったく磨かないままだと、口臭などの原因になりかねない。
「舌磨き」には、特別な道具は必要ない。歯磨きのついでに、そのまま歯ブラシで舌を磨けばいい。
強くこすりすぎると味蕾(味を感じる器官)を傷つけてしまう恐れがあるので、歯よりも優しく磨くことを意識するのが大事。
舌苔(舌の汚れ)は、一度の舌磨きでキレイに取れたりはしないが、定期的に優しく磨けば、ちゃんと落ちていく。
舌の根本のほうを磨こうとすると「ウエッ!」とえづいてしまう人もいるかもしれない。そのような人には、舌を磨く専用の「舌ブラシ」がおすすめ。
「舌ブラシ」は、歯ブラシで強く磨きすぎて舌を傷つけるのが怖い人や、えづいてしまいやすい人でも使いやすい。
なお、舌をよりしっかりキレイにしたいという人には、「舌磨き専用のジェル」もある。
ジェルと歯ブラシのセットで800円程度のものなのでコスパは良い。
特にキレイな舌を目指したい人は、舌ブラシと舌専用のジェルを使うのがいいだろう。
ただ、舌の表面にある「舌乳頭(舌の突起)」は、体質的に白く見える人もいるので、ピンク色だからキレイというわけでは必ずしもない。
ピンクにならないからといって、強く磨きすぎないように注意しよう。優しく磨けばそれでいい。
「舌には汚れが付着するものなので、定期的に磨く必要がある」という意識が大事。
口臭ケアは「マウスウォッシュ」がおすすめ
口臭や着色汚れのケアをする上で、特におすすめなのが「マウスウォッシュ」だ。
歯磨きのあとの「仕上げ」として使い、口内を除菌する。
口に含んでゆすぎ、吐き出すだけなので、とても簡単に使えるのが良い。
「必須」というわけではないが、簡単なわりにはメリットの多い、合理的なケア用品だ。
歯磨きをしっかりしたあとも、口の内では、雑菌が繁殖し続けている。「マウスウォッシュ」で口内の雑菌の繁殖を抑えることで、「口臭・歯石・黄ばみ」のケアになる。
他の口臭ケア用品には、ミント系などで口臭を上書きしようとするものが多いが、「マウスウォッシュ」は、口臭の原因となる雑菌の繁殖を抑えるので、根本的な効果がある。
加えて、プラーク(歯垢)が歯石として固まる速度が遅くなるし、歯の表面に着色汚れが定着するのも防げる。
なお、口の中を噛んでしまうと口内炎になりやすいのは、口内の雑菌の繁殖によるもので、マウスウォッシュを使えば、傷が原因の口内炎は発生しにくくなる。
マウスウォッシュは、値段も安いし、手間に対しての効果が大きいので、使って損はない。
おすすめはリステリンの「トータルケアプラス(紫のやつ)」だが、刺激が強すぎると感じる人も多いかもしれない。慣れないうちは、ほっぺたの内側などがヒリヒリする。
強めのやつのほうが口臭予防効果が長持ちするが、口腔内の常在菌を殺しすぎてしまうのはあまり良くないという話もある。低刺激のものが良ければリステリンの「青色」か「白色」を選ぶといい。
歯の着色汚れを防ぐ効果を重視するなら「白」がおすすめ。積極的に歯を白くする効果はないが、コーヒーや紅茶をよく飲む人には効果が高い。ホワイトニング系の製品の中では価格が安いことも魅力。
「口内ケア」についてまとめると
POINT
- 口内ケアは、美容面・エチケット面、健康面など、様々な観点から重要なので、「完璧」を目指すくらいがよい
- 毎日の歯磨きはもちろん重要だが、どれだけ丁寧に歯磨きをしても「完璧」にはならず、定期的に歯医者でクリーニングしてもらう必要がある
- 歯科でのクリーニングは、「着色汚れが落ちて歯が白く見える」「口臭ケア」「虫歯や歯周病の早期発見」「保険適用の3割負担」など、とてもメリットが多い。最低でも半年に1回、できれば3ヶ月に1回の頻度で通いたい
- 歯ブラシでは「歯間」をちゃんと磨くことができないので、「デンタルフロス」を使う
- 「舌」は盲点になりやすいが、汚れが付着する場所なので、意識的にキレイにする必要がある。歯ブラシで優しく磨くか、「舌ブラシ」を使う
- 仕上げ用の「マウスウォッシュ」は、口内の雑菌の繁殖を抑えてくれるので、口臭対策や、清潔な口内環境の維持に有用
「ホワイトニング」について解説!どうすれば白い歯になる?
上で「口内ケア」について解説してきたが、歯を白く見せる「ホワイトニング」に興味がある人は多いだろう。
実際のところ、歯が白いと、「清潔感がある」という印象を与えやすい。
まず、ホワイトニングをするにあたっては、ひとつ上で解説した「口内ケア」をしっかりやるのが前提になる。
歯石や着色汚れがつかないよう歯を毎日磨いて、定期的に歯科医でクリーニングしてもらうだけでも、一定の白さの歯を維持することができる。
上で述べたが、歯科で保険適用のクリーニングをしてもらうのが、そこそこ歯が白くなるし、健康面やコスパ面でもメリットの多い万人におすすめできる方法だ。
清潔な口内環境であることを前提で、そこからさらに、「積極的に歯を白く見せようとする」のが、「歯のホワイトニング」になる。
個人的には、「ホワイトニング(積極的に歯を白く見せようとする)」は、そこまで無理してやる必要はないことだと思う。「自然な白さ以上の歯の白さ」を維持するためには、手間とお金がけっこうかかる。
まずは、歯科のクリーニングなど「口内ケア」をしっかりやって、それでも歯の白さが物足りない場合に、ホワイトニングを検討するといい。
「ホワイトニング」の方法には
- 「ホワイトニング用の歯磨き粉」で歯の表面を磨く
- 「光触媒効果」で歯の着色汚れを落とす
- 歯科クリニックの審美治療で「歯を白く染める」
がある。それぞれ解説していく。
「ホワイトニング用の歯磨き粉」を使って歯の表面を磨く
「ホワイトニング用の歯磨き粉」を使って歯の表面を磨くのが、自宅でできる、もっとも手軽なホワイトニングだ。
通常の歯磨きを終えたあとに、外側から見える「歯の表面」だけを磨く。
「表面だけでいいの?」と思うかもしれないが、ホワイトニング用の歯磨き粉は値段が高いので、外から見える部分だけを磨くことを推奨。
「ホワイトニング(歯を白く見せること)」は、口内の清潔さとはそこまで関係がない。口内ケアのためには、歯の表面よりも「歯間」や「歯周ポケット」を磨くほうが大事。一方でホワイトニングは、「清潔にするための歯磨き」を終えたあとに、「白く見せるための歯磨き」を、歯の表面だけに行う。
歯の表面を磨くときは、通常の歯ブラシでもいいが、「タフトブラシ」のほうが、表面のみを集中的に磨きやすい。持っている人は「電動歯ブラシ」を使うのもいい。
「ホワイトニング用の歯磨き粉」は、薬局に売っている「ホワイトニング効果もある普段使い用の歯磨き粉」ではなく、ホワイトニング専用のものでないと効果が薄い。
ホワイトニング専用のものは、基本的に価格が高く、通常の歯磨き粉とは別物だと思ったほうがいい。
「スーパースマイル」は、おそらく世界で最も有名であろうアメリカのホワイトニング専用歯磨き粉。ホワイトニング用にしてはめちゃくちゃ値段が安い。
日本で愛用者の多いホワイトニング用ジェル。ホワイトニング効果はかなり高い。値段も高いが、タフトブラシで歯の表面だけに使えばわりと長く持つ。
歯の表面を磨くとき、電動歯ブラシを使うと楽だし効果的。ただし値段は高い。
「光触媒効果」によるセルフホワイトニング
光るマウスピースをハメているホワイトニングの広告を見たことがないだろうか?あれは何なのかというと、LEDライトで歯の表面に光を当てている。
酸化チタンなどが含まれた薬剤を歯の表面に塗って、その上から光を当てると、「光触媒効果」で汚れが分離される。そうやって、歯の表面の黄ばみやタンパク質を分解するホワイトニングの方法。
これは、歯磨き粉で「こすって落とす」よりも、さらに高いホワイトニング効果が期待できる。
自宅でも可能なホワイトニングで、もっとも高い効果が期待できるのが、この「光触媒効果」によるホワイトニング。
ただ、マシンや薬剤の価格は高く、コスパを考えるとあまりおすすめできない方法だ。
Amazonや楽天などの通販サイトで、マシンと薬剤を買って試してみることもできるが、機材の保証がなかったり、薬剤の値段が変わったりと、リスクはある。
「デンタルラバー」などの専用サイトでは、個別で買うよりは総額が安くなり、保証期間もあり、分割払いも対応しているが、それでも7万円ほどするので、決して安いものではない。
「どこにも通わず自宅で可能」かつ「自宅でできる最大効果のホワイトニング」である一方、コストパフォーマンスは良くない。これに7万円出せるなら、歯科で審美治療をしたほうが、確実に白くなる効果がある。
なお、「ホワイトニング用歯ブラシ」や「光触媒効果によるセルフホワイトニング」で白くなるのは、「もとの歯の白さ」まで。
歯は、基本的には白いが、もともとの色が少し黄ばんでいる人もいる。また、加齢によって黄色くなっていくことがある。
どれだけ歯をキレイに磨いても、自分の「もとの歯の白さ」以上には白くならない。歯科医で行う「審美治療」は、薬剤を使うことによって、「もとの歯の白さ」よりもさらに歯を白くしようとする。
歯科医で行う審美治療のホワイトニング
「もとの歯の白さ」以上の白い歯にするためには、歯科クリニックの「審美治療」で、「歯を白く染める」しかない。
歯科医で行う審美治療には、「ブリーチング(象牙質の漂白)」や「マスキング(エナメル質の加工)」などの方法がある。
詳しい仕組みは、「歯を白くする方法!ホワイトニングの仕組みを解説」で解説している。

いずれにしても、まずは歯科医に相談する必要がある。
審美治療を行っている歯科クリニックを予約しても、いきなり施術が始まるということはなく、初回は保険適用のクリーニングと、ホワイトニングについての説明で終わるだろう。
そのため、とりあえず審美治療をやっている歯科医を予約して相談してみると話が早い。
審美治療のホワイトニング、はかなりお金がかかる。
歯石除去のクリーニングまでは保険適用だが、積極的に歯を白く見せる施術は「審美治療」になる。プランによるが、初年度で10万円近く必要で、それ以降も、白さを維持するために年間数万円の出費を見ておいたほうがいい。
自分は象牙質を漂白する「ブリーチング」の施術をやってもらったことがあるが、お金がかかったし、痛みもあった。
また、ホワイトニングの審美治療をやっているからといって、外側をキレイにする歯磨きを怠っていいわけではない。
芸能人レベルの歯の白さを維持するのは、かなり大変なことだ!
なお、SNSなんかを見ていると「みんな歯が白いな。それに比べて自分は……」と思ってしまうかもしれないが、アプリの加工機能で歯が簡単に白くなるだけで、みんな実際はそうでもなかったりする。本格的なホワイトニングの審美治療を継続できている人は、それほど多くないと思う。
見た目を職業にしているのでなければ、審美治療レベルの歯の白さを目指す必要はないだろう。黄ばみがなくて清潔であれば、ホワイトニングの施術をせずとも、歯は普通に白く見える。
「口内ケア」をしっかりやった上で、まだ歯の黄ばみが気になるなら、まずはホワイトニング用の歯磨き粉から試してみるといい。「LEDライト」や「歯科での審美治療」になると、必要経費が一気に跳ね上がる。
「ホワイトニング」についてまとめると
POINT
- 清潔であることは前提で、積極的に歯を白く見せようとするのが「ホワイトニング」
- 通常の歯磨きを終えたあと、「ホワイトニング用の歯磨き粉」を使って表面を磨く
- LEDライトと薬剤を使い、「光触媒効果」によって歯の着色汚れを落とす
- 「ホワイトニング用の歯磨き粉」や「光触媒効果」で可能なのは、「もとの歯の白さ」まで
- 「もとの歯の白さ」以上に歯を白く染めたい場合は、歯科クリニックで審美治療を行う
「ヒゲ」の処理について解説!「口周り」が清潔感を大きく左右する!
「清潔感がある」と見られたいなら、「口周り」をキレイすることを心がけるといい。
「口周りの清潔感」は、ケアした結果が反映されやすいので、努力によって改善していける余地がある。
「清潔感がある」と見なされるためには、以下が特に重要
- 肌荒れがない
- 歯や舌が汚くない
- 鼻毛が出ていない
- 唇が荒れていない
- ヒゲが適切に処理されている
当然のエチケットに思えるが、これらをクリアするだけでも、相対的には「清潔感のある男性」に近づくことができる。
「肌荒れがない(スキンケア)」や「歯や舌が汚くない(口内ケア)」については、すでに解説してきた。
ここでは主に「ヒゲ」の処理について解説する。
「ヒゲ」については、こだわりをもって伸ばしている人や整えている人もいるだろうし、そういう人はこの項目を読む必要はない。
ここでは、「ヒゲを剃って処理しているけど、青髭や肌荒れに悩んでいる」という人に向けた解説をする。
「青髭」は、清潔感を損ねやすい要素だが、解決が難しく、美容を意識する男性の悩みのタネになりやすい。
「青髭」を解決するための方法として
- カミソリでちゃんとヒゲを剃る
- メイクで隠す
- ヒゲ脱毛をする
がある。
「毛抜き」や「脱毛クリーム」といった手段はおすすめできない。青髭の原因や間違った対策法について詳しくは「青髭が濃い人の原因と解消法!」で書いている。

「カミソリ」「メイク」「脱毛」が、青髭に対する有効な解決策で、それ以外のまともな方法はない。
それぞれ解説していく。
「T字カミソリ」か「電動カミソリ」か?
当然だが、「カミソリでちゃんとヒゲを剃る」ことが、青髭の解決策になる。
ちゃんと剃っても青く見えるから悩ましいのが「青髭」なのだが、毛を深く剃るほど、青髭は目立ちにくくなる。
「T字カミソリとシェービングクリーム」の組み合わせのほうが、より深く剃ることができるが、そのぶん肌を傷つけてしまいやすいデメリットがある。
「電動カミソリ」は、肌へのダメージが少ないが、深くは剃れないので青髭が目立ちやすい。
- 「T字カミソリ」 ……「深く剃れる」が、「肌にダメージ」
- 「電動カミソリ」……「深く剃れない」が、「肌に優しい」
「深く剃れるが肌へのダメージ」か「肌に優しいが剃りが浅い」のトレードオフになっている。
「カミソリ負け」で肌が荒れてしまうようなら、肌に優しい「電動カミソリ」を使うといいだろう。
電動カミソリでも、「コンフォートカット刃」タイプのものよりも、「マルチプレシジョン刃(寝たヒゲを起こす)」のほうが、深く剃りやすい。
特に肌荒れがなく、青髭の濃さに悩んでいる人は、「T字カミソリとシェービングクリーム」で剃ったほうが、青髭は薄くなりやすい。
メンズメイクでヒゲを隠す
メンズメイクは、肌全般をキレイにするためのものだが、青髭を隠すためにメンズメイクをするのもアリ。それだけで印象が大きく変わるからだ。
メンズ用のメイク用品には、ファンデーション、コンシーラー、BBクリームなどがある。どれも、基本的には薄く伸ばして肌に塗るだけなので、使い方は難しくない。
青髭を隠す目的で、メンズメイク初心者なら、「BBクリーム」として売られているものが、一番使いやすいだろう。
青髭を隠すように塗る。ヒゲの部分だけに塗ると不自然になるかもしれないので、肌全体に薄く塗るといい。
青髭対策というメインの目的に加えて、「BBクリーム」には、肌を全体的にキレイに見せたり、若干だが日焼け止めの効果もある。
青髭を根本的に解決するなら「ヒゲ脱毛」
メンズ美容においては、「ヒゲ脱毛」がピックアップされやすい。というのも、「青髭」という問題を根本的に解決するためには、「ヒゲの医療脱毛」が唯一の手段だから。
「ヒゲ脱毛」は、唯一の根本的な解決策である一方で、お金も手間もかかり痛みもあり、なおかつ一度やると元に戻せない不可逆の措置なので、よく考えてからやるようにしたい。
「ヒゲ脱毛」については、「メリット・デメリットまとめ」も書いているので、検討したい人は、以下も参考になると思う。

医療用レーザーによるヒゲ脱毛は、レーザーで毛根を焼くことで、毛が生えてこないようにする施術だ。一度やると元には戻らないものだが、とはいえ、「決心して、施術してもらえばすぐにヒゲがなくなる」というものではない。
男性の「ヒゲ」は、人体の中でも最もしつこい毛で、医療脱毛をしても、簡単にはなくならない。
自分は、3年以上かけてヒゲ脱毛を完了したけど、まだちょくちょく生えてくる毛はある。人によっては、4年間通っても普通にヒゲが生えてくる。
ただ、「青髭」という問題に関して言えば、1年ほどやればだいぶ薄くなる。「ヒゲ脱毛」は、回数をこなすほど、ヒゲの密度が下がり、青髭が目立たなくなるなっていく。
「ヒゲを剃らなくていい」まではなかなかならないが、「青髭が目立たなくなる」までは、3回から6回くらいレーザーを当てれば、効果を実感できるだろう。
なお、ヒゲ脱毛は、1回やったあと、「9週間」の期間を空ける必要がある。そのため、1年にできる回数は5〜6回が最大。
半年〜1年ほど通ってやった、「青髭が薄くなった」という効果を実感できる。ヒゲを処理するのは、なかなかに大変なのだ。
なお、ヒゲ脱毛は、必ずしもツルツルになるまで処理する必要はない。「青髭には悩んでいるけど、まったくヒゲをなくしてしまうのも、なんか不安」という人は、5、6回程度で処置を終えておく「減毛」という選択肢もある。
「減毛」であっても、半年から1年は必要で、「決心してお金を払えばヒゲがなくなる」というような簡単なものではないのだ。
なお、ヒゲ脱毛は、保険適用外の「審美治療」なので、お金がかかる。
ゴリラクリニックの広告などを見ていると、「7万円」で一通りできるように勘違いしてしまうが、これは罠(詳しくは体験談を見て欲しい)で、実際には「13万円」ほどかかる。
「ヒゲ脱毛するならどこがおすすめ?」だが、大手よりも値段がちょっと安い小さなクリニックもあるが、長期的に通うものなので、店舗を多く展開している大手でやったほうが間違いはない。なお、大手クリニックは、プランにはけっこう違いがあるが、値段に関してはどこもそこまで変わらない。
「ゴリラクリニック」は、「基本の6回+3年保証」で「13万円」程度。
6回+3年(18回)は、回数で言えば24回になる。照射回数に対しての価格で見れば、「ゴリラクリニック」が一番安い。
ただ、最大24回というのは、最短で一度もサボらずに通い続けた場合の理論値で、実際は20回もできないと思う。というか、よっぽどヒゲが濃い人でなければ20回もする必要はない。
「ゴリラクリニック」は、「6回+3年」の買い切りしかなく、融通の効かないプラン内容になっているので、「減耗」が目的の人には向いていない。一方で、「ヒゲがめちゃくちゃ濃い人」や「ツルツルに脱毛すると決めている人」の場合は、「ゴリラクリニック」が一番安く済むと思う。
「減毛」を望む場合は、「メンズリゼ」のプランがおすすめで、5回の照射で「8万円」ほど。
オシャレ用のヒゲを残したまま、要らない毛だけを脱毛したい場合は、自動で毛根に反応する「レーザー脱毛」ではなく、「メンズTBC」の「ニードル脱毛」が向いている。ニードル脱毛は、毛1本の処理ごとに課金なので、普通に脱毛する上では向いていないが、デザイン脱毛ができるという特徴がある。
ヒゲ脱毛は、ツルツルにしたいなら「13万円」、減毛でも「8万円」ほど必要。「首」や「もみあげ」まで毛が生えている人はもっと高いプランになる場合もある。
高額な審美治療で、施術のたびに痛みを我慢する必要がある。ただ、「青髭」を根本的になくすためならやるしかない。
個人的な体験としては、ヒゲ脱毛は、「やってよかった」と思っている。
自分が「ゴリラクリニックのヒゲ脱毛」に通った体験談を以下に書いているので、よければ参考にしてほしい。

「鼻毛」や「くちびる」ケアについて
一応、ヒゲ以外の、「鼻毛が出ていないか?」「くちびるが荒れていないか?」の対策についても言及しておく。
「鼻毛」に関しては、ミスがないように定期的に処理しろとしか言いようがなく、具体的な処理は「電動のエチケットカッター」が楽。
「パナソニックのエチケットカッター」は、奥の毛は長めに、手前の毛は短めに自動で処理する構造になっているので、何も考えずに鼻に突っ込めばそれでいい。
「くちびる」が荒れている場合は、「スキンケア」と同様に、保湿することが大事。
保湿用のリップクリームを頻繁に塗りさえすれば、くちびるのカサカサは解決しやすい。
乾燥が進んでヒビ割れてしまうと、治りが遅くなるので、普段から定期的にケアすることが重要。
「口周りの清潔感」についてまとめると
POINT
- 「口周り」がキレイかどうかが、「清潔感」を大きく左右する
- 「青髭」の対策には、「カミソリ」「メイク」「脱毛」がある
- 「T字カミソリ」は深く剃れるが肌を傷つけやすい。「電動カミソリ」は肌に優しいが深く剃れない
- 「青髭」をカバーするメイクは、メンズ用の「BBクリーム」を使うとやりやすい
- 「ヒゲ脱毛」は、お金も手間もかかるが、「青髭」を根本的に解決する唯一の方法
- 「鼻毛」は、うっかりがないように定期的に処理
- 「くちびる」のケアは、スキンケアと同じで保湿が大事
「ムダ毛の処理」のやり方を解説!毛の濃さに悩む必要なんてない!
「すね毛」や「腕毛」について、長袖を着ていれば外からは見えないが、夏の時期だったり、あるいは女性と親密な関係になったときなど、「毛をどうするか?」という問題が出てくる。
男性の毛について、「ツルツルであって欲しい」と考える女性は少数派だ。一方で。「モジャモジャすぎるのはイヤ」と考える女性はそれなりにいる。
その対応として、男性は、毛を「自然に薄く」すればそれでいい。もともと毛深くないタイプの人は、特に何もしなくていいだろう。
ヒゲを剃るときに使う通常のカミソリは、「全部剃ってしまう」ので、ムダ毛の処理には向いていない。全部キレイに剃ると、すぐにチクチクする新しい毛が生えてきて、逆に見苦しい状態になるし、頻繁に処理しなければならなくなる。
男性のムダ毛処理は、「すきカミソリ」を使えば、簡単に「自然に薄く」処理ができる。
「すきカミソリ」を使えば、男性のムダ毛処理は簡単
「すきカミソリ」は、通常のカミソリのように「全部キレイに剃る」のではなく、「まばらに剃る」「少し毛を残して剃る」ためのもの。
これを使えば、誰でも簡単に、手や足の毛を自然な薄さに調整することができる。価格も600円程度と安い。
「毛が濃いのがコンプレックス」という人もいるかもしれないが、実はムダ毛の処理はすごく簡単なので、悩む必要はない。
「すきカミソリ」の「自然に薄く処理」は、しばらく放置して毛が伸びてきても不自然になりにくい。また、肌に刃を直接当てるわけではないので、カミソリ負けもないし、クリームも必要ない。「全部剃る」よりも「減毛する」ほうが楽なのだ。
「すきカミソリ」を風呂場などに置いておいて、「濃くなってきたな」と思えば処理すればいい。
より細かく調整する場合や、「胸毛」や「デリケートゾーン」を処理したいなら、「ボディトリマー」を使う
「すきカミソリ」は安くて効果的な道具だが、主に「腕」と「すね」に使う用で、他の箇所にはあまり向いていない。
「胸毛」や「デリケートゾーン」を処理したいのであれば、やや高価だが、「パナソニック製の電動ボディトリマー」がおすすめ。
「電動トリマー」は、毛の薄さなどをより細かく調整できるので、「すきカミソリ」では微調整が物足りないという人でも満足できるだろう。
「動かして剃る」必要がないので、胸毛やデリケートゾーンの毛も、安全に「減毛」できる。
手足の毛であれば「すきカミソリ」で十分だが、より細かく調整したい場合や、デリケートゾーンを処理したい場合は「ボディトリマー」を使うといい。高性能なぶん高価だが、長期的に使うなら元は取れるだろう。
男性に全身脱毛は必要か?
女性は「全身脱毛」が必須かもしれないが、男性の場合は、「全身脱毛」はそこまで重要度が高くない。
男性は、「ツルツル」が求められているわけではないし、「夏」以外の時期は肌を見せない服装が多いからだ。
まずは「すきカミソリ」や「ボディトリマー」で処理して、「脱毛しちゃったほうが楽だな」と思うなら、脱毛を検討するのがいいと思う。
「すね」や「腕」といった部位は、ヒゲと違って、2、3回もやれば、かなり薄くなる。
また、「ツルツル」の状態を目指すならば、「青髭」の場合と同様に、「脱毛」が唯一の選択肢になる。
「全身脱毛」は、保険が適用されない「審美治療」なので、お金はかかる。
実は「全身脱毛」は、女性も行うので施術数が多く、処理する面積が広いわりには、価格が比較的安い。
価格の目安としては、「腕全体(手から二の腕まで)」が「3回で45,000円」、「足全体(足から太腿まで)」が「3回で70,000円」ほど相場。
あくまで「ヒゲ脱毛」と比べてだが、施術する面積のわりには、価格は安め。
「全身脱毛」に関しては、女性の施術数が多いリゼクリニックのメンズ版「メンズリゼ」が、プランがわかりやすく無駄がないのでおすすめ。
また、「自然に薄くするのが目的」なのであれば、「レーザー脱毛」よりも弱めの「光脱毛」も選択肢に入る。レーザーより価格が安く、痛みも少ない。光脱毛は「メンズTBC」にプランがある。
ただ、光脱毛は効果が弱めなので、毛が濃いめの人や、ツルツルにしたい人は、レーザー脱毛にしたほうがいい。
男性にとって「全身脱毛」は、美容のために必須というものではないが、処理が面倒で、お金に余裕があるなら検討するといいかもしれない。
「ムダ毛の処理」についてまとめると
POINT
- 男性は「ツルツル」は求められないが、「モジャモジャ」は嫌がられる場合がある
- 通常のカミソリで全部剃ってしまうと、逆に不自然で、継続的な処理が大変になる
- 「すきカミソリ」を使えば、自然に薄く処理するのも、その状態を維持するのも簡単
- 手足のみならず、胸毛やデリケートゾーンも処理したい場合は「ボディトリマー」を使う
- 「脱毛したほうが楽」と感じて、お金に余裕があるならば、「全身脱毛」を検討するのも良い
「眉毛」の整え方!眉毛の手入れは難しいが、印象を大きく変える!
人は、「眉毛」によって大きく印象が変わる。
理論上は、「眉毛カット」によって、少しの手間で大きくルックスが向上する。
しかし、眉毛のカットは簡単ではない。例えば女性は、毎日鏡で自分の顔と向き合いながらメイクをする。そんな女性にとっても、「眉毛」は、最も難しく、悩むことの多いパーツと感じる人が多い。
眉毛は、印象を大きく左右するが、それゆえに、とても難しいパーツだ。
「理想の眉毛の形」は、骨格、髪型、年齢、全体のバランス、時代ごとのトレンドなど、様々な要素が絡む。どんな眉毛が自分に似合うかは、基本的には「試行錯誤」しながら探していくしかない。
ただ、「最低限やるべき眉毛の処理」は、比較的シンプルだ。
- 眉間や眉尻など、余分な毛を剃る
- 濃すぎる部分を薄くする(全体的に薄くする)
を「最低限の眉カット」として、ちゃんとこなすようにしたい。
男性は、そもそも眉毛が未処理で、モサったい状態のままの人がけっこういる。
眉毛は、「ちょっと細く、ちょっと薄く」するだけでも、垢抜けた印象になり、清潔感が増す。
「眉毛を整える」詳しいやり方については、参考動画なども紹介しながら解説する記事を書いている。「眉ペン」なども使って本格的にやりたい人は下のページを参考にしてほしい。

眉毛をカットするとき、「ハサミとコームは初心者にとって難しすぎる」という問題がある。
「コーム(櫛)」で流れをつけて、「ハサミ」でカットするのは、たしかに王道のやり方ではある。
しかし、器用さと集中力が求められるし、手を持ち替えなければならないので、左右対称に切るのも難しい。
メイクなどを普段からやらない初心者の男性にとっては、「ハサミ」と「コーム」はハードルが高い。
「道具を使うのが難しい」と、キレイに整えることを諦めたり、億劫になって放ったらかしにしてしまう要因になる。
これから眉毛カットをやりたいと思っている初心者には、「電動の眉シェーバー」をおすすめする。
「眉シェーバー」を使えば、ハサミとコームに比べて、「眉毛カット」がかなり楽になる。
毛を処理するとき、手動のものは「動かす」必要があるが、電動のものは「刃が動いている」ので、「当てるだけ」でカットすることができる。
繊細な動作が必要になる「眉毛」の処理だからこそ、「当てるだけで剃れる」電動のほうがやりやすいのだ。
また、これが電動の眉シェーバーを使う最大のメリットだが、「コーム」を刃の部分に取り付けることによって、「全体を、ちょっとずつ薄く処理」が簡単にできる。
コームを付けた眉シェーバーは、「一定以上の短さにならないすきカミソリ」のような状態で、これを眉毛の上で滑らせるだけで、「ちょっとずつ薄く処理」することができる。
眉シェーバーさえあれば、「余計な部分を剃って、濃すぎる部分を薄くする」という基本的な眉毛の手入れのハードルが、かなり低くなるのだ!
パナソニック製のものなら「2000円」程度で買えるし、眉毛カットに苦手意識のある人は試してみて絶対に損はない。
眉シェーバーは、「フェイスシェーバー」とも呼ばれ、顔の産毛を剃る用としても使える。産毛を剃ると肌が明るくキレイに見えるので、定期的にやっておくと良い。
コームを装着して、ほんの少し眉毛を薄くするだけでも、簡単に清潔感が出るので、初心者にこそ電動のシェーバーをおすすめしたい。
「眉毛の処理」についてまとめると
POINT
- 眉毛は印象を大きく左右するが、それゆえに、眉毛の手入れは難しい
- 自分にとっての理想の眉毛の形は、試行錯誤しながら見つけていくしかない
- 最低限の処理としては、「余計な部分を剃り、全体的に薄くする」だけでも、清潔感のある眉毛になる
- 「コームとハサミ」を使うのは初心者にはハードルが高く、「眉シェーバー」を使うとやりやすい
「ヘアカット」を解説!髪型はメンズのルックスを大きく左右する!
「髪型(ヘアスタイル)」は、男性のルックスを大きく左右する。
とはいえ、自分の力でどうこうできるものではく、人に頼むしかない。
「髪型」は、「外見を大きく左右する要素であると同時に、プロに頼むことでしか解決できない」という性質がある。
つまり、髪型は「課金ゲー」なのだ。
自己努力ではどうしようもないが、逆に考えれば、一定の出費を覚悟し、自分に合った美容師を探す手間をかければ、確実にルックスが向上する。
「ヘアカット」に関しては、「一定の出費が必要」と割り切るのが、外見を磨くための近道だ。
カッコいい髪型を目指したい場合、カットの代金が「4000円以上」の価格帯のところに行くのが望ましい。
自分に似合う髪型や、自分のやりたい髪型が明確に決まっていて、ちゃんと自分でオーダーを出して切ってもらえるという場合は、1,000円カットでもオシャレな髪型は可能だ。
ただ、初心者であるほど、一定の価格帯の美容室でヘアカットしてもらったほうが間違いが少ない。(もちろん安く済めばそれに越したことはないだろうから、その判断は自分で判断してほしい)
いざ美容師に対面して、ヘアカットしてもらうとき、「どうやって頼めばいいかわからない」「オシャレな美容室に行くのはなんか怖い」という人もいるだろう。
ヘアカットのオーダーの仕方について詳しくは、「男性の髪型(メンズカット)について解説、美容師の探し方、頼み方」という記事で書いているので、美容室を予約するつもりの人は以下を参考にしてほしい。

美容師に頼むときは、髪型の名称などを覚えたり勉強していく必要は一切ない。
おすすめは、「自分に似合う髪型ってどんな感じだと思いますか?」と美容師に相談してみること。カット4000円以上の価格帯の美容師は、プロとして活動しているので、こういう質問は普通に嬉しいもので、色々と提案してくれるだろう。
下手に自分で考えて「これをしてください」とオーダーするよりも、「任せるのでカッコいい髪型にしてください」と言ったほうが、美容師側も実力を発揮しやすい。
もし、「こういう感じの髪型にしたい」というのが明確にあるのなら、言葉で説明するよりも、参考用の写真をスマホに保存しておいて見せるといいだろう。
なお、現代における「オシャレな髪型」は、基本的に「ツーブロック」の系統。
一般的に、「カッコいい髪型」の基本は、「縦に長く、横に広がりすぎない」ようにすること。
サイドを短く、トップに髪を多めに残す髪型のことを「ツーブロック」と言うが、多くの男性にはこの系統の髪型が安定。
サイドを短くすると、もっさりした感がなくなるし、薄毛をごまかしやすくもなるので、「ツーブロック」は、毛量の多いタイプにも、毛量の少ないタイプにも合う。
「ヘアカット」についてまとめると
POINT
- 髪型は、ルックスを大きく左右する要素だが、基本的には美容師に頼るしかない
- 髪型は「課金」が重要になるので、一定の出費を覚悟して良い美容室に行ったほうがいい
- 美容師に頼む際には特別な知識は要らず、「自分に似合う髪型」を素直に聞いて、相手から提案させたほうが上手くいきやすい
- メンズの髪型は、基本的には「ツーブロック(サイドを削ってトップを残す)」が安定
「ヘアスタイリング」について解説!
ワックスやジェルを使って髪型を整える「ヘアスタイリング」も、メンズのルックスを左右する要素だ。
女性にとっての「化粧」に当たるものが、男性にとっての「スタイリング」と言えるだろう。
ひとつ上で「ヘアカット」を解説したが、一定の価格帯であればまず必ず、「ヘアカット」をしたあとに、美容師が「ヘアスタイリング」をやってくれる。
当然だが、美容師は、ヘアスタイリングのも想定した上でヘアカットをしている。
スタイリングをしてもらうときは、後で自分でも再現できるようやり方をちゃんと見て、どのスタイリング剤を使ったのかも美容師に聞こう。
もちろん、美容師のやり方を完璧にマネられるわけではないし、髪の毛は少しずつ伸びて変化していくものなので、「スタイリング」は、日々の試行錯誤によって、自分にとっての良いやり方を探っていく必要がある。
メンズのヘアスタイリングについては、今ならYouTubeの動画を参考にするのがいいだろう。
「整髪料の仕組みと、メンズヘアスタイリングのやり方を解説」という記事で、スタイリング参考動画などを紹介しているので、詳しくは以下の記事を見てほしい。

「スタイリング」は、メイクと同じで、試行錯誤が必要だ。
ワックスなどのスタイリング剤について、「昔から使っているものをずっと使っている」という男性が多いと思うが、参考用のYouTube動画などを見てみて、「これは良さそう」と思うものがあれば、新しく試してみるのもいいかもしれない。
スタイリング剤のバリエーションを増やしたい人におすすめなのが、「グリース」と「ジェル」だ。
若いうち、学生のうちは、「ワックス」を使う人が大多数だと思うが、「グリース」や「ジェル」は、「ワックス」とも併用して使いやすい整髪料で、ウェット感(濡れている感じ)を出しやすく、黒髪の社会人男性のスタイリングに使いやすい。
人気の高いグリース。セット力が高く、ツヤも出る。ワックスと併用して使いやすい。
安くて使いやすい、とても評価の高いスタイリングジェル。コスパ最強。
「ワックス」は基本的に「クリーム状」だが、細くて柔らかい髪質の人や、薄毛タイプの人など、髪質によっては、通常のクリームワックスが向いていない場合がある。
柔毛・細毛タイプの髪質には「ドライワックス(マットワックス)」がおすすめ。粘度が低いので、柔らかい髪でもセットしやすく、ボリューム感を演出しやすい。
細くて柔らかい髪質の人向け。人気の「ドライワックス」。柔らかい髪でもしっかり持ち上がり、ボリューム感が出やすい。
直毛・太毛タイプの髪質には「ファイバーワックス」がおすすめ。ベースは通常のクリームタイプのワックスなのだが、繊維(ファイバー)が配合されていて、操作性とセット力の高さを両立している。
「ドライワックス」がボリューム感を出しやすいのに対して、「ファイバーワックス」はボリュームを落としてスマートに見せる使い方をしやすい。
操作しやすいく、セット力・キープ力が非常に高い「ファイバーワックス」。ツヤや束感を出しやすく、平均的な髪質の人でも、使いやすいと感じることが多いだろう。
スタイリング剤について詳しくは、「ワックスなどメンズ整髪料のおすすめはどれ?種類ごとに解説&定番を紹介」で解説している。自分で使ったことのあるもののみを、用途や性質も含めて解説しているので、参考になると思う。

「ヘアスタイリング」についてまとめると
POINT
- 「ヘアカット」後に美容師からしてもらうスタイリングを参考にする。スタイリング剤についても聞く
- 黒髪の社会人なら、ウェット感を出せる「グリース」や「ジェル」がおすすめ
- 細くて柔らかい髪質なら、「ドライワックス」がおすすめ
- 太くて硬い髪質なら、「ファイバーワックス」がおすすめ
「薄毛、白髪、スカルプケア」について解説!シャンプーの正しい使い方と選び方は?
ヘアカットやヘアスタイリングについて書いてきたが、薄毛などに悩んでいる場合、「カッコいい髪型とかそういう問題じゃない」という人もいるだろう。
男性にとって「髪の毛」は、深刻な問題になりうる。
ただ、結論から先に言うと、「ハゲ」や「白髪」の原因は主に「遺伝」。
頑張っても仕方ない部分はあるが、それでも、「対処する方法」や「気の持ちようを変える方法」がないわけではない。
薄毛、白髪、スカルプ(頭皮)について問題を感じている人向けに、基礎的な知識を解説していく。
「薄毛」について解説!ハゲだからといって身だしなみを諦めてはいけない!
「薄毛」に関して、その原因の大部分を占めるのが「遺伝」と「年齢」であり、残念ながら、ハゲる人は何をやってもハゲる。
薄毛対策には、一般的に「育毛剤」が推奨されているが、「育毛剤」は頭皮の「保湿」が目的であり、毛を生やす成分は含まれていない。使うことにまったく意味がないとは言わないが、値段に対しての効果がかなり薄い。
この話については、「ハゲに育毛剤は意味がない!薄毛対策コンプレックス商法が酷い理由について解説」で書いているので、気になる人は読んでみてほしい。

薄毛を治すためには、発毛成分が含まれている「発毛剤」か、医療クリニックで行う「AGA治療」でないと、まともな効果がない。
ただ、費用、通院コスト、副作用のリスクなどを考えて、誰しもが薄毛治療できるわけではない。
「薄毛」については、メディアがコンプレックスを煽りがちだが、各種調査によると、当人が気にするほど他人は薄毛を気にしていない。たしかに「髪型」は、ルックスに大きく影響を与える要素ではあるが、ハゲならハゲでやりようがある!
薄毛の場合、必ずしもボウズやスキンヘッドが最善とは限らない。薄毛の人の身だしなみについては、松本圭司『ハゲを着こなす』という書籍がけっこうおすすめ。
薄毛に悩む人にとって、なかなか良い本だと思う。
自分も薄毛タイプであり、毛量が減っていくことに対する恐怖感がないと言えばウソになるが、たとえ薄毛対策を諦める選択をしても、オシャレや身だしなみを諦めてはいけない。
「白髪」について解説!白髪の発生はどうしようもないが、カバーするのはわりと簡単
髪の毛は、メラニン色素によって着色されて生えてくるが、うまく着色されない毛が「白髪」になる。つまり「白髪」は髪の毛の着色漏れだ。
「白髪」の主な原因は「遺伝」と「加齢」で、根本的な解決策はない。「薄毛」には「AGA治療」という治療法があるが、「白髪」はどうしようもない。
ただ、白髪の場合は「染めればいい」ので、薄毛よりは簡単に対応ができる。
白髪を染める方法として、主に「カラートリートメント」と「ヘアカラー」の二択がある。
- カラートリートメント:現在「白髪染め」として売っているもののほとんどがこれ。少しずつ黒く染まる。
- ヘアカラー:通常のオシャレカラーと同じ方法で白髪を染める。美容室やサロンでやることが多い。
「カラートリートメント」は、髪の表面や隙間に着色成分をコーティングする。少しずつ染まるので、何度も繰り返し行う必要があり、色が落ちるのも早い。
「ヘアカラー」は、1剤と2剤を使って染料を髪の内部に浸透させる。オシャレ目的で髪を染めるのと同じ方法で白髪を染める。
薬局などに売っている「白髪染め」は、ほとんどが「少しずつ黒く染まる」「カラートリートメント」だ。
「白髪染め用のカラートリートメント」は、白髪だけが染まるようにうまく作られている。また、「ヘアカラー」と違って髪が傷まないので、安心して使うことができる。
10〜20分ほど髪に馴染ませてから、シャワーで洗い流すだけでいいので、誰でも簡単に使える。
ベースが黒髪で、「白髪が目立ち始めた」という人は、まずは「カラートリートメント」を使ったほうがいい。
白髪の量がまだ少ない人なら、白髪が目立たないように染めることはわりと簡単。
ただ、「ベースが黒髪ではなく脱色したり染めたりしている」場合や、「ほとんど真っ白」であれば、「ヘアカラー」を検討したほうがいいかもしれない。
「ヘアカラー」による白髪染めは、美容室やヘアサロンで行う場合が多い。自分でやるよりも、一度は美容室で相談してやってもらったほうが安全。
「ヘアケア(スカルプケア)」について解説!
「薄毛」や「白髪」の原因は、「遺伝」と「加齢」がほとんどを占めるので、「頑張ってケアしているから薄毛や白髪にならない」というわけではない。
ただ、「頭皮(スカルプ)」をケアすることは、まったく無駄とは言えないし、適切なケアのやり方を踏まえておいて損はない。
「髪の毛のケア」で一般的にイメージされるのは、トリートメントやコンディショナーなどの「ヘアケア」だろう。
だが、男性の場合、「ヘアケア」はそこまで優先度が高くない。
長髪の女性の場合は、「髪の毛」が長く残るので、「ヘアケア」をするのは合理的。一方で、短めの髪型の男性にとって、「ヘアケア」は必須ではない。
短髪ツーブロックのようなヘアスタイルで、定期的に髪を切る男性の場合、すぐに切って捨ててしまう髪の毛を丁寧にケアする合理性があるかは疑問だ。
そして、男性の場合は、「ヘアケア」よりも、「頭皮(スカルプ)のケア」のほうが、ずっと重要度が高い。
一般的に、女性よりも男性のほうが、ハゲやすく、白髪になりやすい。だから男性は、髪の毛をケアするよりも、それが生えてくる土壌である「頭皮(スカルプ)」に気を使ったほうがいいのだ。
「スカルプケア」は、以下を意識する。
- 頭皮ケア用のシャンプーを選ぶ
- 頭皮を傷つけない丁寧なシャンプーのやり方をする
- シャンプーの頻度を守る
- 「育毛剤」などで頭皮の保湿をする(必須ではない)
スカルプケア、シャンプーの仕方、おすすめシャンプーについては、個別に解説記事を書いているので、以下を参考にしてほしい。


上の「スキンケア」の項目で解説したことが、「頭皮」にも同じように当てはまる。(「頭皮」も「皮膚」だから)
「スキンケア」で解説したように、清潔にすることは大事だが、「洗いすぎる(界面活性剤で頻繁に油を落とす)」のは、逆に頭皮にとって良くない。
シャンプー(界面活性剤)の目的は、単に「洗浄」であって、有効な成分が浸透するわけではない。
「洗浄」は頻度が大事で、シャンプーは1日1回までにしておこう。
また、スキンケアは「洗浄」と「保湿」が重要だが、「頭皮」に関しては、そこまで熱心に保湿をする必要はないかもしれない。そもそも「毛」自体が皮膚を保湿する役割を持っているから。
それでも、「頭皮の保湿」にまったく意味がないとは言わない。頭皮を保湿するアイテムは、「育毛剤」か「頭皮保湿用のローション」。
「頭皮保湿用」の製品は価格が高めで、それに見合うだけのメリットがあるかどうかは難しい。
一応、「シャンプー」と「育毛剤(頭皮保湿剤)」のおすすめを紹介しておく。
シャンプーでおすすめのものを一つ挙げるなら「マーロのデオスカルプシャンプー」。頭皮ケア用のシャンプーで、使い心地が良く、コスパも良い。
頭皮を保湿するならこれがおすすめ。「育毛剤」を使うくらいなら、「頭皮保湿用ローション」を使ったほうが安い。
「おすすめのシャンプー」については、実際に長く使ったものを紹介した記事があるので、よければ以下を参考。

なお、頭皮ケア関連でおすすめしたいのは、「シャンプーブラシ」だ。
頭皮は指の腹で丁寧に洗う必要があるが、毎日ちゃんとやるのは面倒くさい。「シャンプーブラシ」を使うと、頭皮を優しく洗うのが楽になる。
お風呂場に置いておくだけで使えるし、安いし、長持ちする。
このような「面倒なことを楽にしてくれる系」のケア用品は、価格の安さに対して、得られるメリットが大きいので、おすすめしたい。
「薄毛、白髪、スカルプケア」についてまとめると
POINT
- 「薄毛」と「白髪」の原因は、「遺伝」と「加齢」がほとんどを占める
- 薄毛は治療できるがコストがかかる。薄毛治療は諦めてもいいが、身だしなみを諦めてはいけない
- 白髪には治療法がないが、染めることで解決するので、薄毛よりは対応が楽
- 短髪の男性は、「ヘアケア」よりも「スカルプケア」を重視したほうがいい
- シャンプーは頻度が大事で、1日1回までにしておいたほうがいい
- 「育毛剤」は頭皮を「保湿」するが、無理して行うほどのメリットはない
「食事」について解説!内側からの美容はもちろん大事!
「スキンケア」や「毛の処理」や「頭皮ケア」など、「外側のケア」について解説してきたが、「何を食べるのか?」という「内側のケア」が大事なのは言うまでもない。
当然だが、「食事」は、美容面のみならず、仕事のパフォーマンスや、長期的な健康においても、非常に重要なファクターだ。
「食事で摂取する栄養素」において特に重視すべきは
- 「タンパク質」の「量」を意識する
- 「脂質」の「質」に気を使う
- 「食物繊維」と「発酵食品」で「腸内環境」を良好に保つ
になる。それぞれ解説していく。
「タンパク質」は「量」を意識する
タンパク質は、「量」を意識して摂取することが大事。
筋肉、臓器、皮膚、髪など、身体の細胞の大部分を構成しているのが「タンパク質」で、量が多く必要だからだ。
タンパク質が不足すると、筋肉が分解されやすくなる。筋肉量が減ると代謝が落ちて太りやすくなるので、筋トレ中の人はもちろん、ダイエット中の人にとっても、タンパク質は積極的に摂取したい栄養素だ。
また、タンパク質は満腹中枢を刺激して、食欲を抑えやすくしてくれる。タンパク質が多めの食事は、過食を控えやすいという側面もある。
「健康的な食事」を心がけるなら、「タンパク質が多め」を意識したい。
最低限のタンパク質の摂取量として、一般人は「体重」×「1.0g」。体重60kgの人は、最低でも1日60gのタンパク質を確保したい。
スポーツや筋トレをする人は、「体重」×「1.5〜2.0g」のタンパク質の摂取が推奨される。
穀物が多めの現代人の食生活では、タンパク質の量が不足しがちだ。
食事から摂れない日があるときは、「プロテイン」に頼るのもいいだろう。
「プロテイン」は、乳製品や大豆から、タンパク質の多い部分を抽出して粉末にしたもので、とても合理的な補助食品だ。
下手なサプリメントにお金を使うくらいならば、プロテインに課金したほうがいい。
なお、タンパク質は、「量」が大事だが、「質」にはそこまでこだわらなくていい。
というのも、日常的に摂取しやすいタンパク源である「肉」「魚」「卵」「乳製品」「大豆」は、どれも「アミノ酸スコア100」の良質なタンパク質で、必須アミノ酸を十分に含むから。
プロテインの粉末も、「必須アミノ酸」は、自然なバランスですべて含まれている。
そのため、タンパク質は、あまり「質」を気にする必要はなく、「量」のほうを意識するべきなのだ。
タンパク質についてより詳しくは、「食品の「タンパク質」含有量の一覧表!豊富に含まれるのはどの食材?」のページを参考にしてほしい。

「脂質」は「質」を意識する
タンパク質は「量」が大事なのに対して、脂質は「質」が大事だ。
「主に身体を作る」のはタンパク質だが、「細胞膜」や「ホルモン」の材料になるのは「脂質」であり、「脂質」もなくてはならない栄養素だ。
とりわけ「脳」は、人体の中でも特に「脂質」の比率が多い。良い脂質が「脳に良い」と言われがちなのは、脳の多くの部分が脂質によってできているから。
ただ、脂質が原料の「細胞膜」や「ホルモン」は、全体としては僅かな比率に過ぎない。「脂質」は、「タンパク質」と違って、「量」をたくさん摂る必要はない。
その代わり、脂質は、「質(バランス)」が重要になる。
脂質の摂取において意識すべきことを一言でまとめると、「オメガ6」を控えて、「オメガ3」を摂る、になる。
- 「オメガ3脂肪酸」……魚の油、クルミ、チアシード、エゴマ油などに多く含まれる
- 「オメガ6脂肪酸」……肉の油、乳製品の油、サラダ油、ごま油などに多く含まれる
脂質は、糖質やタンパク質から変換することができるので、脂質自体が不足することはまずない。
ただ、「オメガ3脂肪酸」と「オメガ6脂肪酸」は、必須脂肪酸と呼ばれ、体内合成できないので、食事から摂取するしかない。
「オメガ3」と「オメガ6」は、対になる役割を持ち、バランスが重要になる。
- 「オメガ3」……細胞膜を柔らかくする
- 「オメガ6」……細胞膜を硬くする
「オメガ3」が細胞膜を柔らかくするのに対して、「オメガ6」は細胞膜を硬くする。
「オメガ3」の脂質が、「動脈硬化の予防」とか「血液サラサラ効果」と説明されることがあるが、それは「オメガ3」が細胞膜を柔らかくする作用を持つからだ。
どちらも必要な脂質だが、普通に食事をしていると「オメガ6」の過剰摂取になりやすく、ふたつのバランスが崩れて、「細胞膜を硬くする作用」が強くなりやすい。
そのため、脂質の「質(バランス)」のために、「オメガ6」を控えて、「オメガ3」を摂る、を意識すると良いのだ。
「オメガ3脂肪酸」は、魚の油やクルミなどのナッツに多く含まれている。
「オメガ3」が含まれる食品はそれほど多くなく、意識しなければ摂ることが難しいかもしれない。
食品から毎日摂るのは難しいのであれば、「フィッシュオイル」や「チアシード」を頼ると良い。
「フィッシュオイル」は、「DHA・EPA(オメガ3)」が豊富な魚の油をそのまま固めたサプリメントで、1日1粒で適量を簡単に摂ることができる。

「チアシード」は、「αリノレン酸(オメガ3)」の比率が非常に高い、超優秀な健康食品。ミネラルや食物繊維も豊富に含まれていて、価格も安価。
味が美味しいものではないが、下手なサプリメントを買うよりも、チアシードをそのままボリボリ噛んで食べたほうが、効果が高いし安い。

一般的に、「脂質を控えた食事が健康的」というイメージがあるが、これが必ずしも間違っているわけではない。脂質を控えた食事をすると、摂取する「オメガ6」が減って、結果的に「オメガ3」と「オメガ6」のバランスが良くなりやすいからだ。
「糖質制限ダイエット」や「ケトジェニックダイエット」など、脂質の摂取量を増やす食事をする場合、「オメガ3」を十分に摂った上で、アボカドやオリーブオイルなど「オメガ9」の脂質を代用すると良い。
「オメガ9脂肪酸」は、体内合成ができるので必須脂肪酸ではないが、「オメガ6」の代わりに使うことで「オメガ6」の比率が下がり、バランスが良くなる。「サラダ油の代わりにオリーブオイルを使うと健康に良い」のは、そのような理屈だ。
脂質については、「良い脂質とは何か?オメガ3を含む食品と健康に良い根拠」で解説しているので、詳しくは下のページを参考にしてほしい。

「腸内環境」を良好に保つ
「腸内環境」は、美容や健康において、とても重要だ。
「腸脳相関(腸と脳は繋がっている)」という言葉もあり、腸内環境はメンタルにも影響を与えると言われる。
ただ、実は、腸はあまりに複雑なので、現時点では、明確にわかっていることはあまり多くない。
「どうすれば腸内環境が良くなるか?」については
- 十分な量の「食物繊維」
- 発酵食品に含まれる「乳酸菌」
が腸に良い影響を与えることは、エビデンスベースドで言える。
一方で、腸には個人差があり、例えば「納豆」は一般的に腸にとても良いとされている食品だが、「過敏性腸症候群」の人は、納豆を食べると逆にお腹の調子が悪くなる場合がある。
ただ、「腸内環境」は、「便」というフィードバックが返ってくるものなので、自分で「どの食事だと腸の調子が良いか?」を判別しやすい。
腸については、まだわかっていないことが多いので、「腸に良い食品」などの情報を鵜呑みにするのもリスクがある。「食べたもの」と「お腹の調子」との関係を、自分で考えるようにしたい。
お腹のトラブルが発生しないならば何の問題もないが、便通が悪かったり、おならの臭いが悪かったりする場合は、食事を疑って改善していく意識が必要だ。
他にも、美容に良い食品については、「美容におすすめの食べ物ランキング」でまとめているので、参考にしてほしい。

「栄養素」についてまとめると
POINT
- タンパク質は「量」が重要で、食品から摂取するか、難しい場合は「プロテイン」で補う
- 脂質は「質」が重要で、「オメガ3」を摂り、「オメガ6」を控える
- 「食物繊維」や「乳酸菌」を摂取して、「腸内環境」を整える
- 腸内環境については、明確にわかっていることは少ないが、フィードバックがわかりやすいので、「どの食事で自分の腸の調子が良くなるか」に意識的になる
「ダイエット」について解説!最も効果があり、最も難しい美容法
上では「栄養素」について紹介してきたが、飽食の現代においては、「摂る」よりも「控える」ほうがずっと難しい。
そのため、より大きな努力が必要になるのは、「過食を控えること(ダイエット)」だろう。
ダイエットをすると
- 体脂肪が減る
- 肌がキレイになる
という、美容において最強の効果がある。
「痩せる」のはもちろんのこと、「スキンケア」においても、ダイエットはとても有効だ。
なぜダイエットで肌がキレイになるのかと言うと、糖質や脂質の過食は、肌荒れの原因になるから。
今まで、様々な美容法を紹介してきたが、そのどれよりも効果的で、何の道具も必要なく、無料で可能な最強の美容法が、「過食を控える(ダイエットする)」ことなのだ。
もともと痩せ型の人を除いて、「食事を節制する」と、基本的にルックスは良くなる。
だが、様々な美味しい食べ物とその広告が溢れかえる現代社会において、食べるのを控えるのはとてもむずかしい。
美容を意識する多くの人にとって、ダイエットは、最も重要で、もっとも難しいものだ。
「ダイエットの方法」については、ここで説明するのは長くなり過ぎるので、個別に専門的な記事を書いている。以下のページを参考にしてほしい。


メンズ美容おすすめの方法まとめ!これだけやれば確実にルックスが向上する!
これまで、「メンズ美容の初心者が、外見を磨くために何をやればいいか?」を、具体的かつ丁寧に解説してきた。
長くなったので、最後に「やるべきこと」をチェックリスト的にまとめる。
POINT
- 「スキンケア」……「洗浄」してから「保湿」をサボらずにやる。「洗浄」は頻度を守る。「保湿」は、保湿力の高い保湿クリームかワセリンを、寝る前のタイミングで使う。
- 「口内ケア」……しっかり歯磨きをした上で、歯医者で定期的にクリーニングしてもらう。「歯間」と「舌」も忘れずに磨く。歯磨き後は「マウスオッシュ」で仕上げをする。
- 「ホワイトニング」……ホワイトニング用の歯磨き粉か、光触媒効果用のライトと薬剤を使う。自分の元の歯より白くしたい場合は、審美治療を扱っているクリニックに行く。
- 「ヒゲ」……口周りの清潔感を意識して、ヒゲは、ちゃんと整えるか、ちゃんとカミソリで剃る。「青髭」は、メイクで隠すか、根本的に解決するなら「ヒゲ脱毛」。
- 「ムダ毛」……毛が濃すぎる人は、「すきカミソリ」か「ボディトリマー」で、自然に薄く処理する。ツルツルにしたい場合は「全身脱毛」。
- 「眉毛」……「ちょっと細く、ちょっと薄く」するだけで垢抜けて見える。ハサミを使うのが難しいなら「電動シェーバー」を使う。少しの変化で印象が変わるので、試行錯誤を続けてカッコいい眉毛を目指す。
- 「髪型」……印象を大きく左右する要素だが、自分ではカットできない。一定の出費を覚悟して高価格帯の美容室へ行き、カッコいい髪型にしてくれる場所を探すのが、確実にルックスを上げる方法。
- 「スタイリング」……女性のメイクと同じように、日々の試行錯誤が大事。新しい整髪料を試してみたり、YouTubeのスタイリング動画などを見て勉強する。
- 「スカルプケア」……髪の毛のトラブルは「遺伝」と「加齢」が主な原因なので仕方ない部分がある。ケアをするなら「頭皮」の「洗浄」と「保湿」を意識する。
- 「食事」……タンパク質は「量」を重視。脂質は「質」を重視。腸内環境はフィードバックを意識しながら、食物繊維と乳酸菌を積極的に摂る。
- 「ダイエット」……「過食を控える」と基本的にルックスが良くなる。最も重要な美容法であると同時に、最も難しい。
以上。ここで紹介した方法は、「基本」にあたる内容で、ひとつひとつは、難しくはないが地味なことだ。
美容は、難しいことをやればそのぶんカッコよくなるわけではなく、基本的なことを間違えずにやることで、少しずつルックスが向上していく。
地味なケアを丁寧にこなしていくことこそが、「清潔感」「仕事ができる感」「カッコいいオーラ」に繋がる。
上の内容を意識して1年続けた場合と、何もやらなかった場合とで、その人の容姿は雲泥の差がついているだろう。
このような長文の内容をちゃんと読める時点で、努力ができる人だと思うので、ぜひ行動に移してほしい。
ルックスが少し向上するだけでも、視点や考え方が変わってきたりするし、男性であっても、美容のために努力するのは、決して悪い投資ではないと思う。
長くなったが、この記事はこれで終了!
当サイトでは、「何を使うか」にフォーカスした「メンズ美容アイテムのおすすめランキング」という記事を書いている。何から取り掛かろうか迷っている人は、下のランキングが参考になるだろう。

私は女性ですが、LINEでパートナーに送りつけたいくらい、よい内容だと思いました
身だしなみをちゃんとできている男性は少ないので、多くの方がこれを参考にしてほしいです
Twitterで話題になっているので見にきましたが、普通に良い内容だと思いました
この内容が役に立つ人は普通に多いと思うので、今後もがんばってください
人を不利にするような商品を避けていて、誠実な内容だと思いました
参加にさせていただきます
長いけど全部読んでしまいました。すごい良い記事ですね。
記事も読みやすく、紹介している商品も高額ではなく”使ってみようかな?”と思える価格帯ばかりの物で非常に好感が持てます。
定期手に訪問させてもらいますので、更新頑張って下さい!
個人的な悩みなんですが、ニキビ跡や鼻に赤みがある場合、どうやって無くしていけばいいですか?その場合も洗浄とニベアクリームだけでOKなんでしょうか?よろしければ回答よろしくお願いします。
コンプレックスになるほど悩んでいるなら、恥ずかしいかもしれませんが、皮膚科に行ってその悩みを相談したほうがいいです。薬理的な作用のある成分は皮膚科でなければ処方してもらえないので。洗浄と保湿はやったほうがいいですが、それで個人的なトラブルが治るかどうかは別の話です。