「美意識の高い男性はどこにこだわるのか?」について書く。
「美意識」という言葉は、外見のみならず、姿勢などについても使われることが多い。ただ、外見は行動の反映でもあるので、「まずは形から入る」ために、美意識において男性がこだわるべきポイントを解説していきたい。
ここで書かれた「美意識の高い男性の特徴と習慣」にこだわれば、女性からも美意識が高いと思われやすくなる。興味のある方は参考にしていってほしい。
「爪」の美しさにこだわる
誰でも「爪切り」はするが、「意識的に爪をキレイにする」という男性はまだ少数派かもしれない。
実は、男性の「爪」を気にする女性はけっこう多い。
美意識はもちろん、「モテ」や「エチケット」を考慮した場合も、爪ケアはけっこう大事だ。
女性は「マニュキュア」や「ネイルアート」をすることが多いが、男性の爪ケアは、「シンプルに美しく磨く」のが無難。
男性が爪の美しさにこだわるためには
- 「爪ケズリ」で爪を削る
- 「爪ヤスリ」で爪を磨く
- 「ネイルオイル」でコーティング
をすれば良い。
どの道具も安く買えるし、やってみれば意外と簡単だ。
通常の「爪切り」はみんな持っていると思うが、爪は「切る」のではなく「削って」処理することができる。「切る」場合よりも、自然かつなめらかに長さを整えることができる。
「爪を削る」を習慣にしていれば、「爪切り」は必要なくなるほどだ。
削って長さを整えるには、「爪ケズリ」を使う。
また、爪は、ほんのわずかに削ることで、表面を磨いて光沢を出すことができる。
このための道具が「爪ヤスリ」。「爪磨き」や「エメリーボード」と呼ばれる場合もある。
擦るだけで簡単に爪の表面をキレイにすることができる。
「爪ケズリ」で長さを整え、「爪ヤスリ」で表面を磨けば、それだけで、「爪切り」で処理するよりは格段にキレイな爪になる。
さらに美しさを追求するアイテムとして「ネイルオイル」がある。表面をコーティングする「マニュキュア」とは違って、単に油分で保湿するだけだが、スキンケアと同じ理屈で、爪の表面や爪の周りの皮膚が荒れにくくなる。
男性の爪ケアにおすすめなのは「メンソレータムのネイルケアクリーム」。爪とその周りを保護してくれて、自然なツヤが出る。値段が安く、爪の周りに雑に塗ればいいだけなので、使うのがラク。
男性の爪ケアは、「爪ケズリ」「爪ヤスリ」「ネイルオイル」を使えば完璧で、それぞれ1000円以下の価格で買えるものなので、誰でも手軽に始めることができる。
爪は「美意識」を表現しやすい場所であり、男性はまずは「爪」を意識してみよう。
なお、手の爪だけでなく、足の爪もキレイに処理できるとなお良い。
「手」の美しさにこだわる
「爪」のみならず、「指」や「手」の美しさこだわるのも良い。
「手」は、「顔」と同様に、常に見えている部位だ。そのため、「顔のつぎに手を見る」という女性がそれなりにいるのも、冷静に考えれば当然だ。
手の形そのものは、生まれつきなので、変えることはできない。
ただ、「毛の処理」と「スキンケア」によって、手を美しく見せることはできる。
「毛の処理」に関しては、「剃る」か「脱毛」をすると良い。
個人差もあるが、手に生えている毛はそこまで強力ではないので、カミソリで簡単に処理できるし、脱毛の場合は、3回から6回ほどやればキレイになる。
ただ、どの脱毛サービスでも、「手だけをピンポイントで脱毛する」と、プラン的に割高になるので、「手」と同時に「腕」なども脱毛も考えるといい。
おすすめのは「メンズリゼ」のプランにある「手足脱毛セット」で、手、腕、足、スネの脱毛が、3回コースで75000円。レーザー脱毛にしてはコスパが良い。
手の「スキンケア」に関しては、「顔」を保湿するのと同じ保湿剤を使えば問題ない。仕事内容や生活習慣によって、手が荒れやすい人もいるので、携帯しやすい「ハンドクリーム」を使うのもアリ。
手のスキンケアに言えるのは、いちど荒れてカサカサになってしまうと、けっこう治るまでに時間がかかるので、普段からマメに保湿することが大事。
余談だが、動物には、「指や手のような細部がキレイだと、目に見えない部分も健康であると予想してしまう」本能があるそうだ。これは、竹内久美子『女は男の指を見る』という書籍で書かれていた。
「モテるため」を考える場合も、爪や手のケアはコスパが良いので、ぜひ取り組んで見るといいだろう。
また、さらにこだわる余裕のある人は、「手」だけでなく「足」も同様に、爪の処理、毛の処理、スキンケアをやると良いだろう。
「舌」の清潔さにこだわる
「舌」は、意外と盲点になりやすく、かつ美意識が問われやすい部位だ。
「歯を磨く」のは常識だが、「舌を磨く」というのは、あまり指導されることがない。
そのため、歯の白さにこだわる人でも、「舌は気にしていなかった」という人は少なくない。
舌には、舌苔(ぜったい)という汚れが溜まり、それが口臭の原因になる。また、舌が汚いと雑菌が繁殖しやすくなるので、虫歯や歯周病の遠因にもなる。
歯磨きをするとき、そのついでに、舌も優しく磨く習慣をつけよう。
そこまで一生懸命磨こうとする必要はないが、「舌も掃除するものである」という意識を持つのが大事だ。
基本的に、歯ブラシで優しく磨けばOKだが、強く擦りすぎると舌の表面を傷つけてしまう恐れがあるので注意が必要。
舌をキレイにするためのアイテムとして「舌ブラシ」がある。
歯ブラシで舌の根本のほうを磨こうとすると「オエッ!」となってしまうが、舌ブラシはそうならない構造になっていて、舌を傷つける心配もない。
効率的に舌を掃除したいなら、「舌ブラシ」と「舌磨き用のジェル」を使うと良い。
舌は、普段から会話などをしていても見える場所ではないのだが、見えないところにも美意識を発揮するのなら、舌もキレイにしておきたい。
口臭対策や口内ケアにも繋がるので、「舌」を掃除するメリットは大きい。
「髪の毛」の質感にこだわる
ワックスなどを使って、髪のセットにこだわる男性は多いと思う。
ただ、さらに進んで美意識を追求するなら、「髪の質感」にこだわると良い。
ワックスやジェルなどの整髪料にも、髪を固めると同時に、髪の質感を表現する役割がある。ただ、整髪料は「固める」用途のものが大半で、パリパリに固まったり、ウェット感が出すぎてしまったりなど、「質感」を重視する上では使いにくい。
髪質をイイ感じにしたいなら、スキンケアと同じように、「油分によって保湿」するのが良い。そのためのアイテムとして「ヘアオイル」がおすすめ。
「ヘアオイル」は、髪に少量の油分を与えるもので、プッシュして手にとり、髪に全体的に馴染ませて使う。
「ヘアオイル」は、整髪料ほどのしつこさがなく、けっこう簡単に髪質が良くなるのでおすすめ!
ヘアオイルは非常に良いアイテムだが、値段が高いのが難点ではある。
実は、「ココナッツオイル」や「キャスターオイル」という食用の油でも、ヘアオイルの代用になる。
「ココナッツオイル」は、軽い油で、髪や肌などに塗る目的でよく使われる。ヘアオイルと同じように、手にとって髪に馴染ませて使う。伸びにくいと感じるなら、電子レンジなどで少し温めると使いやすくなる。
「キャスターオイル(ひまし油)」は、ココナッツオイルよりは重めで、整髪料っぽいしっとりとした感じを出したい人は選択肢に入る。値段が安いのも利点。
髪質と言うと、シャンプーやトリートメントが重要と考えている人が多いかもしれないが、そこにこだわるのは、あまりコスパが良くない。
シャンプーを洗い流したあとに、油分で保湿するほうが、手っ取り早く髪質が良くなるし、髪を保護する上でもメリットが大きい。
「肌」の質感やニオイにこだわる
胴体、二の腕、太腿、デリケートゾーンなどの「肌」は、服を着ていれば、外から見える場所ではない。
だが、美にこだわりたいなら、見えない部分の「肌」のスキンケアも、しっかりやっておくと良い。
「ボディ」のスキンケアも、顔や手足と同じ「保湿剤」を使えば、基本的に何の問題もない。
ただ、保湿剤を風呂上がりに使うとして、その上から下着や服を着ると、ベタつくのでけっこう厄介だ。
「ネイチャーリパブリックのアロエジェル」など、ボディジェル用の製品は、「ニベアクリーム」など顔や手足に使う保湿クリームと比べて、ベタつきが少ないので、ボディケア用におすすめ。
ボディジェルは、値段も安いし、顔や髪など汎用的にも使いやすいので、保湿全般をボディジェルで統一しても別にいいと思う。
また、スキンシップをとるときなどに気になるのは、「質感」のほかに「ニオイ」がある。
よくある間違いは、ボディソープや石鹸でニオイを付けようとすること。
たしかに、ボディソープや石鹸には「香料」が入っている。だが、「洗うこと」と「ニオイを付けること」は、原理的に両立しにくい。洗浄剤でニオイを付けようとすると、油分を洗い落とし過ぎて、肌荒れの原因になったりするので、推奨できない。
自然なニオイを肌に付けたいなら、「練り香水」がおすすめ。
「練り香水」は、「保湿クリーム」と「自然な香り付け」が一体になったもので、肌に薄く塗ると、自然な良いニオイを肌につけてくれる。
ニオイ付けと言えば「香水」だが、香水は、離れた相手に積極的にニオイを与えようとするもので、マナー違反とされることが多いので望ましくない。また、香水は3時間ほどでニオイが変化するものが多く、有効に使うにはコツが必要。(詳しくは「香水をつける男性が嫌われる理由」で解説している。)

美意識としての自然なニオイにこだわりを持つなら、「練り香水」や「オーデコロン」のようなアイテムのほうが適している。
以上、「美意識の高い男性の特徴と習慣」について解説してきた。
「美意識」というのは、「基本ができた上でのプラスアルファ」であり、まずは「メンズ美容の基礎」をちゃんとやっているのが前提であることには注意したい。
メンズ美容のやり方については、「メンズ美容おすすめの方法まとめ」という記事で詳細に解説しているので、よければ以下のページを参考にしてほしい。
