男女は「モテ方」が違う。
特に男性は、「場の力」がモテに大きく関わってくる。
これは、「モテ」を目指す人なら、踏まえておいたほうがいい話なので、よければ参考にしていってほしい。
目次
男性は好みが「集中」し、女性は好みが「分散」する
これは有名なので知っている人は多いだろう。「男女のモテ」の違いとして、男性は好みが「集中」し、女性は好みが「分散」する、という性質がある。
どういうことか具体的に言うと、「クラスで誰が好き?」となったとき
- 男性の好みは、上位1、2人の女性に「集中」する傾向がある
- 女性の好みは、上位1、2人の男性には収まらず、もっと「分散」する傾向がある
男性は、顔が整っていたり、スタイルの良い人を好みやすく、それは客観性のあるものなので、男性の好みは「集中」する傾向にある。
その一方、女性は、それぞれ好む人のこだわりが、バラける傾向がある。
また、女性は、時期や環境など、そのときどきで、好みが変化しやすい傾向にある。
急に好みが変わったり、元カレとまったく別のタイプの男性が好きになる女性はけっこう多い。一方で、男性は、女性よりは好みが変化しにくい。
なぜそうなるのか?「安定した女性」と「多様な男性」が求められる理由
なぜ、男性は好みが「集中」し、女性は好みが「分散」するのか?
これは、人間の遺伝子が形作られるまでの歴史において、「男性が挑戦」を、「女性が維持」を求められてきたからだと考えられる。
学力テストなどをすると、男性の成績はバラつきやすく、女性の成績は中央値付近に収まる傾向があると言う。
つまり、男性は「すごいバカ」と「すごい天才」に別れやすく、女性は「万能タイプ」の個体が多い。
このような傾向があるのは、男性が「挑戦」して、女性が「維持」するという役割が、人類という「種」の戦略だったからだろう。
これは、現代的な男女平等観からすると、否定されるべきものかもしれない。
もちろん、あくまで「そういう傾向がある」という話に過ぎないので、過度に意識するべきものでもないし、実際の政策に反映させようとするべきものでもないだろう。
だが、我々の「好み」が、遺伝子に大きく左右されるは事実。
遺伝的に、男性は「色んなタイプの人がワンチャンある」形になりやすく、女性は「若くて美しいとみんなから大事にされる」形になりやすい。
男性のモテは「場の力」が握る
男性は、女性と違って、ものすごくハイスペだったり、ものすごく美形だったりしても、すべての女性からモテるわけではない。
逆に、どんな男性でも、状況によっては、「好き」と思ってくれる女性が現れるかもしれないという希望がある。
加えて、男性に対する女性の好みは、バラつきやすく、気まぐれなのだが、「その場で評価されている人がモテやすい」という傾向がある。
これは、政治的にはあんまり正しくない話かもしれないが、遺伝的な特徴が形作られるまでの歴史において、女性は、「その場で力を持っている男を好きになるタイプ」ほうが、生存に有利だった場面が多かった。
そのため、女性は、「一貫した好み」がそれほど強くあるわけではなく、状況に応じてわりと誰でも好きになりやすい。そして特に、「場の支配者」を好きになってしまいやすい傾向がある。
この話について詳しくは、「エリート会社員よりファミレス店長のほうがモテる説について」で語っている。

男性のモテは、「場の力」が重要になる。
そのため、「客観的な基準における強者」よりも、ローカルな場で影響力を持っている「お山の大将」のほうがモテやすいのだ。
客観的にはハイスペックなエリート会社員よりも、低賃金だがリーダーシップを発揮する「店長」や「バイトリーダー」が若い子にめちゃくちゃモテるというのは、よく起こりうることだ。
男性のモテは「場の力」に大きく左右されるので、特定の場所ではモテていた人が、活動場所が変わったり、ポジションが変わったりすると、急にモテなくなることもある。
女性のモテは「普遍性」がある
女性は、「どこに行っても、同じようにモテやすく、大事に扱われる」傾向がある。
若く美しい女性は、場所を問わず、重視されるのだ。
女性の傾向として、同性の「美しい人」に憧れを持ちやすい。
よく、女性に「好きな芸能人は?」と聞くと、トップクラスの美貌を持った女優やモデルの名前が挙がることが多い。女性自身も、同性の「美しい人」を尊敬しやすいのだ。
男性は、先輩・後輩など「その場の序列」を気にしやすい傾向があるのに対して、女性は、「客観的な基準における美」を重視しがちな傾向がある。
女性の美しさは、「場の力」に左右されにくく、どこへ行っても通用するのである。
マッチングアプリで男性が厳しくなる理由
このような男女の「モテ方」の違いを踏まえれば、なぜマッチングアプリのような場で、多くの男性が絶望しやすいのかがわかる。
マッチングアプリでは、男性のモテに必要な「場の力」が機能しない。
一方で、女性の「普遍的なモテ」は変わらず力を発揮する。
そのため、男性が有料なのに、女性が無料で使えるマッチングアプリでも、女性側の売り手市場になりやすい。
「恋愛自由市場」のような、客観的な評価に晒される場では、「普遍性」のある女性のモテのほうが有利で、男女のモテ方に大きな格差が生じる。
(ただ、「責任のない自由な出会い」は、それ自体が男性に有利で、女性に不利なので、それも加味すればマッチングアプリは男女平等という考え方もできる)
この知見をどう活かすか?
まとめると
POINT
- 男性の好みは「集中」し、女性の好みは「分散」する傾向がある
- 男性が「挑戦」して、女性が「維持」を担うのが、「種」の戦略だった
- 女性は、好みがバラつきやすいのと同時に、「場の支配者」を好きになりやすい
- 男性のモテは「場の力」が重要なので、同じ人でも、その場その場でモテ力が変化する
- 女性のモテは「普遍性」があるので、どこに行っても同じようにモテる
- マッチングアプリのような自由市場では、「場の力」がない男性は不利になり、「普遍性」のある女性のほうが優位に立ちやすい
となる。
男性側からすれば、モテるために大事なのは「場の力」なので、それをうまく生かしていくべき、となる。
女性側からすれば、「好き!」という気持ちに従うのもいいが、その「場」を離れれば、もっと条件の良い男性とマッチする可能性もあるので、人間関係に行き詰まったときは、当記事で知った話を考慮するといいだろう。
以上、「男女のモテ方の違い」を解説してきた。
当サイト「メンズ美容チャンネル」では、恋愛関連の記事も書いているので、よければ他のページも参考にしていってほしい。